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イースト新書
脱フクシマ論

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  • サイズ 新書判/ページ数 271p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650050
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0230

出版社内容情報



星亮一[ホシリョウイチ]
著・文・その他

内容説明

東京電力福島第一原発事故から二年を経過したが、事態の深刻さは増すばかりである。二〇一三年四月六日、原発事故の収束宣言以降、最大の事故である汚染水漏れが発覚した。廃炉まで四〇年、計画通りに進まない原発事故の現実。3.11直後から警戒区域に入り、丹念な取材を重ねた著者入魂の逆説的フクシマ論!原発被災直後の信じがたい惨状が明らかにされる。今、「フクシマ」に何が求められているのか。大きく変わりつつある被災者の意識とは何か。人間の尊厳とは何か。3.11と日本人の在り方を福島から問う!

目次

第1章 津波・原発・慟哭
第2章 なぜ「フクシマ」に原発が
第3章 メルトダウンする被災自治体
第4章 本音と建前―被災地の明暗
第5章 福島に必要なのは教育再興だ
第6章 特別対談
第7章 事故から二年、何が変わったか

著者等紹介

星亮一[ホシリョウイチ]
1935年宮城県仙台市に生まれる。東北大学文学部卒業後、福島民報社記者となる。会津若松に転勤し、会津藩の歴史と文化に関心を抱く。福島中央テレビ報道制作局長を経て、作家となる。『奥羽越列藩同盟』で第19回福島民報出版文化賞を受賞。NPO法人フクシマ未来戦略研究所理事長として、東京電力福島第一原発事故後、警戒区域内の取材にいち早く入る。原発災害からの復興策について積極的に提言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makimakimasa

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本書は福島民報の元記者が、震災後2年にわたり情報誌『政経東北』に書いたコラムの転載という形で構成されている。著者は郡山在住だけあって地元自治体首長との繋がり深く、そういった人達への取材が丹念だ。個人的に縁のある川内村についての話も多く、興味深く読んだ。著者は色々と復興についての提言を自分なりに述べているが、六章で対談した遠藤由美子氏(奥会津書房代表兼編集長)の「例え福島県が消えることになったとしても、被災者が未来を描ける場所を県外に求めるなら、そっちの方が大事」という発言が最も説得力があった気がする。2014/11/07

なお

0
対談では色んな立場で福島の復興を語る人が出てくるのが興味深い。福島の復興のために福島に人が集まる仕掛けを作るのか、個人の生き方を尊重し、地方の存続は犠牲にするのか、究極の選択だと感じた。2013/07/02

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