出版社内容情報
荒木経惟[アラキノブヨシ]
著・文・その他
内容説明
天才アラーキーが物語る「過去」と現在。昭和の男の影を濃密に体現する、北野武、赤塚不二夫、綾小路きみまろ、森山大道、末井昭とのコラボが生んだ異端児の写真対論!
目次
第1章 北野武あるいはビートたけ死(入り込み方のうまさ;順撮りじゃなきゃダメ ほか)
第2章 赤塚不二夫 イエィー遺影写しました(ハァーィ!後光が差してきましたよ;サロン・ド・バカボン ほか)
第3章 綾小路きみまろ センチメンタルな花(ドラマは浅草からはじまる;中高年のアイドルから中高生のアイドルへ ほか)
第4章 森山大道 新宿森山荒木(巨大な新開地新宿;新宿の女『カルメン・マリーの真相』 ほか)
第5章 末井昭 愛人のような『写真時代』(コンセプトもお袋もブッ飛ばす『写真時代』;荒木を絶対に警察に持っていかせない ほか)
著者等紹介
荒木経惟[アラキノブヨシ]
1940年東京都台東区三ノ輪生まれ。1963年千葉大学工学部卒業後、大手広告代理店・電通に入社。1964年『さっちん』で第一回太陽賞を受賞。1972年電通退社。以後、既成の枠に収まらない作品を精力的に発表。2011年安吾賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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eMI-sAN
2
★★★★☆【2013】アラーキーと北野武・赤塚不二夫・綾小路きみまろ・森山大道・末井昭対談集。赤塚氏の「アラキはその時代時代のブスをキチンと撮っている」という発言が好き。アラーキーの森山氏LOVEっぷりも可愛い。末井氏の「雑誌って独裁じゃなきゃ面白くないかも」という発言に『週プロ』におけるターザン山本を思い出す。寺山修司の話もちょこちょこ出てきて面白かった。●ジョン・フォード『駅馬車』。『カルメン・マリーの真相』。2015/12/10
S_Tomo🇺🇦🇯🇵
1
希代の写真家荒木経惟がビートたけしや赤塚不二夫、森山大道などこれまた各分野の奇才たちとの対談をまとめた一冊。 彼らが若かった昭和、というか1960〜80年代というのは今から見ると破天荒でアナーキーな時代だったんだとなぜか再認識してしまう。2013/06/26
hiratax
0
赤塚不二夫に末井昭とおなじみの面々に加え、綾小路きみまろという並びが渋い。しかもきみまろ章にけっこうなスペースがさかれている。2013/11/10