星空の話―こころにそっとよりそう

永田 美絵【著】

イースト・プレス（2025/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 208p／高さ 19cm
• 商品コード 9784781624273
• NDC分類 443
• Cコード C0044

出版社内容情報

今夜開かれる、あなただけのプラネタリウムへようこそ

本書は、喧噪から離れて星に思いを馳せるための星空の話。
コスモプラネタリウム渋谷でチーフ解説員を務める「癒しの星空解説員」永田美絵が、各季節の星座や神話のほか、星と宇宙にまつわるお話をやさしく紹介します。

上を向いて星を眺め、壮大な宇宙に想像を膨らませていると、いつの間にか日常の些細な悩みは見えなくなっていくはずです。

■もくじより
【春の章】
春を彩る星座/おとめ座の神話/あなたの特等席

【夏の章】
夏を駆け抜ける星座/夏の星座の物語/地球の住所

【秋の章】
神話に浸る秋の星座/古代エチオピア王家の物語/月を見上げる幸せ

【冬の章】
冬の夜を飾る星座/星空で輝く絆/私の世界をちょっと良くする方法　ほか

内容説明

今夜、夜空を眺めたくなる天文学エッセイ。日常の喧騒を忘れて夜空を眺めてみませんか？「癒やしの星空解説員」がおくる、あなただけのプラネタリウム。

目次

あなただけのプラネタリウム
春の章（春の星空；春を彩る星座　ほか）
夏の章（夏の星空；夏を駆け抜ける星座　ほか）
秋の章（秋の星空；神話に浸る秋の星座　ほか）
冬の章（冬の星空；冬の夜を飾る星座　ほか）

著者等紹介

永田美絵［ナガタミエ］
コスモプラネタリウム渋谷のチーフ解説員。キャッチフレーズは「癒しの星空解説員」。２０００年よりＮＨＫラジオ第一「夏休み子ども科学電話相談」の天文・宇宙担当回答者を務めている。プラネタリムに限らず様々な場所で講演や星空解説を行い、宇宙の壮大さや地球の美しさを伝え続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[くるぽん]

素敵！一番星の話も、夏の大三角も好きだし、地球の住所を言い表せるのがすごい！自分が小学生だったらこれ覚えて言いふらしたいくらい。ペイル・ブルー・ドットの話もいいなぁ。宇宙について初心者でも優しく解説してくれて、たまに解説じゃない話もあってじーんとした。今、ここにいることの奇跡。想像が大きな宇宙へどんどん広がって、ちっぽけな私に帰ってきて、私が私であることへの感動が残る。タイトルの通り、こころにそっとよりそう。優しい語りに安心して明日への勇気をもらった。本屋さんの隅でキラキラしてた一冊との出会いに感謝。

2025/04/07

[くまきち]

星も空も好きだけれど、天文学にも星座にも全く知識はないが、興味深く読めた。　遠いむかしむかし、空の星をみて人は恐怖におののくこともあったという。いつの時代も、正しい知識が必要だということ。その知識は、自分から迎えにいかなければならない。　また、地球の誕生を知り、天文学をしることは世の中を少し良くすると信じている著者の方の揺るぎない信念を感じた。そしてその通りなのではないかと思う。私の今日が悲しい色だとしたら、漆黒の中をただ突き進んでいるボイジャー号の事を思い出そう。私の心の中の星空は、私だけのもの。

2025/05/31

[美月]

星や宇宙の話、ギリシャ神話など星にまつわることがおおく、エッセイでかかれており、とても楽しかった。つい、落ち込んでしまったり、絶望したりしてしまうと、下を見てしまうけど、そういうときこそ、空を見上げて、星空を眺める。それが前向きに生きていく方法なのかもしれない。

2025/05/29

[農家パパ]

星座の神話から宇宙の成り立ちや、宇宙の歴史まで超わかりやすく書かれていて文系人間でも分かりやすい。またそういう知識から人間、現代、人生の捉え方などに昇華している筆者の感性も紹介されておりタイトル通り「こころにそっとよりそう」一面も。宇宙ち興味が少ない人でも楽しく読める。

2025/03/29