かわいそ笑

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かわいそ笑

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781621111
  • NDC分類 147
  • Cコード C0093

出版社内容情報



[ナシ]
著・文・その他

内容説明

インターネット上に伝わる多くの怪談。その中に何故か特定の「あの子」が被害にあう奇妙な怪談が出回っていた。筆者がこれまでに収集した情報をもとに怪談を読み解く、読者参加型のホラーモキュメンタリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

149
ネット怪談が隆盛した時代のアンダーグラウンド臭が充満するデビュー作。理路整然とは無縁な情報収集プロセスもネットユーザーの視点を彷彿とさせる。何もかもが不可解で捻れていて普通じゃない。話を結節させる反面で終始認知の不調和が蓄積し続けるという、恐怖の解釈を読者に委ねるタイプ。作中作的構造、意識の流れを汲んだ地の文と鍵括弧の連なり、様々な恐怖の要素を盛り込んだ豊富なコンテンツなど、怪談の成立に潜む卑怯さを作品の存在そのもので提示してくる。読者を「手遅れ」な加害者に仕立て上げる著者の手腕は確かなものがあると思う。2022/10/19

眠る山猫屋

82
モキュメンタリーとして読み解くべきだったか?筆者が聴いた“横次鈴”という人物に関する怪異から始まる展開。1990年代のインターネット黎明期、今より遥かに不自由であり、今となっては辿る事すら難しいネットの深淵。そのかすれた記憶を辿る作業。まずこの横次鈴が徐々に変移してゆく様が不穏。狂気じみていないから、尚更不穏。そして彼女の行い自体がストーリーの基幹だった事に最後に気づく。少しづつ変容していく“呪い”。積み重なっていく、伝播していく・・・。“呪い”という概念が歪む現実は、確かにありそうな出来事かもしれない。2022/10/07

yukaring

70
ネット上を跋扈する怪談。怪異の情報やSNSのコメント、後日譚などが淡々と語られる読者参加型のモキュメンタリーホラー。そして筆者が収集した情報を元に怪談を独特な切り口で読み解くアプローチが新鮮。ネット上に飛び交う怪談になぜか多く登場するあの子「すず」は全て同じ人物なのか?とある掲示板のQRコードや不気味なチェーンメール、出どころがわからない心霊写真など一見関連のなさそうな情報が次々と繋がり出した時のゾクゾク感と言いようのない薄気味の悪さ。怪異が日常を侵食するような錯覚に陥る、梨さんらしい今どきの怪談集。2024/06/02

Nao023

46
全てが繋がっていそうで、繋がってないような… 怖い話というより、人間というものを深く掘り下げているような… 哲学のような、ないような…2025/03/24

うまる

40
バラバラに与えられる情報を得る毎に、触れてはいけない界隈に近づいている感じがしてゾワゾワ。構成は「ほねがらみ」っぽいです。こちらの方が、読み終わっても全体像を理解したとは言い難く、はっきり答えを出さない事の怖さを体験できるのが面白い所。本なのに、視覚だけじゃなく、聴覚に訴えかけてくる終盤は凄腕だなと思いました。いったん本から出ちゃうと、積み上げてきた雰囲気がリセットされてしまうので、一気読みが良いと思います。話やネタ自体が面白いというのではないので、ハマる人とハマらない人の差が激しそうです。2023/02/03

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