出版社内容情報
フリードリヒ・ニーチェ[フリードリヒニーチェ]
著・文・その他
内容説明
正解のない世界でささやかな希望となる158の教え。「どう生きるか」を考え抜き、本質を見極める。生きることを力強く肯定する、ニーチェの哲学。善も悪も乗り越えた、すべてのエッセンスがここにある。もっと高みを目指したいとき、ニーチェの言葉があなたの力になる。
目次
1 自分を高める
2 強く生きる
3 人間を知る
4 世界は広がる
5 知を疑う
6 愛すること
7 心を休める
著者等紹介
ニーチェ,フリードリヒ・ヴィルヘルム[ニーチェ,フリードリヒヴィルヘルム] [Nietzsche,Friedrich Wilhelm]
1844‐1900。ドイツの哲学者。1844年、ザクセン州レッケンに生まれる。1869年、バーゼル大学員外教授に就任。1872年、論壇上の処女作『悲劇の誕生』を発表。1879年、バーゼル大学を去る。1900年、ワイマールで死去。享年55(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kana
21
多数のニーチェの著書の文章をばらばらにして、優しく翻訳してまとめ直した1冊。プレゼントいただきました。詳しい人からしたら、これだとニーチェの意図が伝わらないと思うかもしれませんが、美しい装丁でパワーワードに溢れていて、付箋がいっぱいになるし、結局、なんでこんなことをいったのか気になって、ニーチェの入門書を改めて購入。こういうニーチェとの出逢い方も尊いのです。べき論で思考停止するのを否定するところが好きで、≪こうあるべき人間、という言い方は、こうあるべき木、というのと同じでつまらない。≫とか非常に良いです。2023/01/04
Go Extreme
2
自分を高める:立つ おとな 高み 自分 じっくり考える 後悔 行動 苦悩 公正 偉大 起源 明快さ 志 孤独 苦しい人生 精神の自由 我慢しない 強く生きる:前に 偶然は信じるな 勇敢 高潔さ するどい批判 死を見すえる 生きることを愛する 苦行の目的 人間を知る:好き嫌い 力しだい 思想≒その人自身 痛み 見せしめ 好み 受動的・能動的 快・不快←結果 世界は広がる:集団は狂う 格言 自分の意見 すべてを肯定 世界は有限 ニヒリズム 知を疑う:決まった1つの道などない 愛すること:人間愛 心を休める2021/04/20
いけし
1
ニーチェの言葉を集めた書。構成が2ページごとのチャプターなので単純に読みやすい。個人的には「大いなる愛と大いなる軽蔑をもって自分を愛する」がお気に入り。自己愛や自己肯定感が叫ばれてる時代だが、良いところも悪いところも含めてまるごと愛することが大事かもと思えた。2022/05/28