健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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  • サイズ 46判/ページ数 316p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781618883
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

現代人が課せられる「まともな人間の条件」の背後にあるもの。

生活を快適にし、高度に発展した都市を成り立たせ、
前時代の不自由から解放した社会通念は、同時に私たちを疎外しつつある。
メンタルヘルス・健康・少子化・清潔・空間設計・コミュニケーションを軸に、
令和時代ならではの「生きづらさ」を読み解く。

社会の進歩により当然のものとなった通念は私たちに「自由」を与えた一方で、
個人の認識や行動を紋切型にはめこみ、「束縛」をもたらしているのではないだろうか。
あらゆる領域における資本主義・個人主義・社会契約思想の浸透とともにうつろう秩序の軌跡と、私たちの背負う課題を描き出す。

かつてないほど清潔で、健康で、不道徳の少ない秩序が実現したなかで、
その清潔や健康や道徳に私たちは囚われるようにもなった。
昭和時代の人々が気にも留めなかったことにまで私たちは神経をつかうようになり、
羞恥心や罪悪感、劣等感を覚えるようにもなっている。
そうした結果、私たちはより敏感に、より不安に、より不寛容になってしまったのではないだろうか?
清潔で、健康で、安心できる街並みを実現させると同時に、
そうした秩序にふさわしくない振る舞いや人物に眉をひそめ、
厳しい視線を向けるようになったのが私たちのもうひとつの側面ではなかったか?(「はじめに」より)

【著者略歴】
熊代亨(くましろ・とおる)
1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。
ブログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。
著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(ともに花伝社)、
『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)、『認められたい』(ヴィレッジブックス)、
『「若者」をやめて、「大人」を始める』(イースト・プレス)がある。

内容説明

生活を快適にし、高度に発展した都市を成り立たせ、前時代の不自由から解放した社会通念は、同時に私たちを疎外しつつある。メンタルヘルス・健康・少子化・清潔・空間設計・コミュニケーションを軸に、令和時代ならではの「生きづらさ」を読み解く。

目次

第1章 快適な社会の新たな不自由
第2章 精神医療とマネジメントを望む社会
第3章 健康という“普遍的価値”
第4章 リスクとしての子育て、少子化という帰結
第5章 秩序としての清潔
第6章 アーキテクチャとコミュニケーション
第7章 資本主義、個人主義、社会契約

著者等紹介

熊代亨[クマシロトオル]
1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。ブログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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とくけんちょ

67
本当にタイトルのとおり、生きにくい世の中と言われる現代。なぜこんなにも柔軟さに欠けるのか、カタカナやアルファベットの病気が増えてきたのか、わかってるようでわからなかったことが本書を読むことによって、その輪郭程度ではあるが認識することができた。今の世の中は、決して悪い面だけではない。昔がいいだけでもない。何においても遊びがないのは間違いない。2020/10/15

shikashika555

53
前時代の不自由さから我々を解放してくれた、タイトルのような社会通念は同時に我々を阻害しつつある、という問題提起。 行儀よく清潔に健康にすることのできない人や不得意な人を「不審者」として警戒し、健康であることが「優位」とみなされる社会。 危険を排し 人に危害を加えないよう徹底して管理されるかのような子育て。 そこからはみ出すとたちまち生きづらくなってしまう。 複雑な気持ちで読んだ。 煙草も酔っ払いも嫌いで女で小柄である私は、この「新しい秩序」のおかげで随分楽になったのだ。 日常に脅威を感じにくくなった。2021/09/02

Yuma Usui

35
精神科医である著者の臨床経験や昭和〜令和の社会規範の変遷をもとにタイトルの不自由さについて考察した一冊。「資本主義、個人主義、社会契約」のロジックを、元来個人の自由な領域であった健康や子育て、コミュニケーションといったあらゆる面で内面化した結果不自由さが増し、かつそれが正しさを伴い拡大している現状について分析している。発達障害や喫煙など程度の差はあれ昔は問題視されていなかった事柄が社会の要請に応える形で問題視され、規範や基準が変化していく様はあまり気持ちの良いものではないかもしれない。2020/11/13

kubottar

25
昔と比べると確かに色々な職業を選べる状況にあるとは思いますが、それは能力がある人間だけの話で、能力がなかったら非正規社員になるしかない社会になっているのは如何ともし難い。全体的に現代の生き辛さについての本です。2020/07/20

y

21
「現代の模範的なコミュニケーションとは、双方の合意のうえで行われ、望ましい媒介物を介した、お互いに見せたいものだけを見せ、お互いに見たいものだけを見るようなコミュニケーションだ。」著者は、資本主義、個人主義、社会契約の変遷の中で、現代のコミュニケーションをそう定義し、超自我の中に刷り込まれていると言う。しかし、多くの人はそれを望んではいないと思う。なぜなら、それによる自由は享受できても幸せにはならないから。多くの人は、孤独を感じ、うわべの双方の合意を超えた「踏み込み」に期待し、わかり合うことに飢えている。2021/07/12

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