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出版社内容情報
衿沢世衣子[エリサワセイコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アマニョッキ
55
まずもってなんて素敵なタイトル!素敵タイトル・オブ・ザ・イヤー(presented by アマニョッキ)グランプリ決定です。カバーイラストもまた素敵。素敵カバーイラスト・オブ・ザ・イヤ…いやいや戯言はよしとして、本当に衿沢さん最高やー。日常に説明がないのは当たり前、なのになんで説明を求めちゃうんだろう?って自分が恥ずかしくなるような強さと潔さ。そしてそこに加わる不思議とときめきとホラーのエッセンス。たまらない!好きすぎる。そしてライナーノーツには長崎訓子さんの名前が。ああ、幸せ。わたしには至高の一冊。2018/10/12
天の川
45
衿沢さんの作品は瑞々しくて、どこか懐かしい。特に最後の「ベランダ」が好き。隣との隔壁を乗り越えてやってきた小学生テキサス。彼女がやってくるのは、テレビゲームができることよりも、詮索されないからだったのだろう。虐待を疑い、詮索を始めると「別の国じゃなくなっちゃった」と彼女は言い捨てた。自分にまとわりつく様々な情報が一切なく、別の自分になれる場所(飾らない自分でいられる場所)は、子どもじゃなくても欲しいよな…と、大人になって随分経ってしまった私も思った。2020/07/15
かっぱ
36
『ちづかマップ』などの衿沢世衣子さんの短編集。「リトロリフレクター」、「夕べの音楽」、「ラ・フランス」、「ベランダ」がよかった。「インドア」な世界から「アウトドア」な世界へと続く秘密の扉の数々。2019/01/23
緋莢
19
かなり奇抜なタイトルですが、「ラ・フランス」、「難攻不落商店街」、「ベランダ」と収録されている話のタイトルをあわせたものです。それら3タイトル含む10編が収録されています。『制服ぬすまれた』に比べると、こちらはファンタジーっぽいというか、不思議な味わいのある作品が多かった気がします。忘れられた天文台を使う少女と少年の出会いを描いた「リトロリフレクター」、子供の頃、仲の良かった5人が再び集結する「難攻不落商店街」が特に好きです。 滅多に単行本の出ない衿沢世衣子作品を、2冊も読めて嬉しいです。2019/01/16
akihiko810/アカウント移行中
18
ちょっと温かい日常短編集。「このマンガを読め!2019」7位。7/10点 印象的なタイトルは、収録短編タイトルをつなげたもの。マンションの隣人少年(不登校)が意味もなくベランダを伝って自室に来る「ベランダ」がよかった。 「このマンガを読め!」作品なので期待して読んだが、作者のいつもの短編集、という感じはした2021/11/24