出版社内容情報
天野和公[アマノワコウ]
著・文・その他
内容説明
「死」や「喪失」は避けられない。それでも「人」は生きていく―。宗教の枠を超え心のケアを担う専門職―「臨床宗教師」とは―。スピリチュアルケアの現場を描くコミックエッセイ。
目次
臨床宗教師研修にやってきた!
くずかごになれる?
私は何者ですか?
冬のお墓参り
あの日の氷
どう聴き、何を話すか
これが人間の感情
私、アダルトチルドレン?
患者さんからのプレゼント
拾戒〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
34
久し振りにコミックエッセイを読んで心でなく思考をかき乱される。職業柄、私は普通にお勤めしている人よりは少し余計に人の死に触れる。老いに触れる。別離に触れる。それを特段誇る訳ではないけれど。やはり職業病と言うのだろうか。鈍化している自分も感じてしまう。何もせずにそこにある感情に寄り添えたら、寄り添わなくては、と思うけれど、ついつい何かをしてしまう。何をしたらいいのだろう。しなくてはいけない、とどうしてもなってしまうのだ。和公さんの気持ちが手に取るようにわかる半面で、まだ私はそこへは辿り着けないのだとも思う。2019/04/29
まつじん
10
プロローグからの流れが不自然と言うか、えっその後は…と気になってしまった。それからご主人は何してたの?2020/11/16
かさじま
2
臨床宗教師。スピリチュアルケア。2022/05/10
ねこひなカンナ
0
絵が可愛い。臨床宗教師という職業があることを初めて知った。人に寄り添うことの難しさと尊さ。悩みながら迷いながら、懸命に寄り添う著者の天野さんの真っ直ぐさや誠実さが伝わってきた。しんどい時に天野さんのような人が話を聞いてくれたら、と思う。ところどころ難しくて「?」な所がありましたが、私も双子育児中で人の心をケアする仕事に憧れがあるので育児との両立はどうしていたのか、お子さんのその後はどうなったのか、もっと詳しく知りたいと思った。2023/03/24
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