出版社内容情報
中野瑠美[ナカノルミ]
著・文・その他
内容説明
覚醒剤で逮捕4回、通算服役12年。あの強盗殺人犯も、某カルト教祖の妻も、放火魔も、みんな同じ塀の中!いじめ、介護、出産、同性愛…獄中のリアルを全部ぶっちゃけます。100人でシャワーを奪い合い、刑務官の派閥争いに巻き込まれ、運動会では大乱闘…!シャブ地獄から生還した元女囚が綴る、“懲りない女たち”の修羅場。
目次
第1章 「刑務所」ってどんなところ?
第2章 ムショの1日
第3章 懲りない女たちの修羅場
第4章 覚醒剤にまつわるエトセトラ
第5章 それでも懲りない女たち
第6章 私が刑務所に行くまで
著者等紹介
中野瑠美[ナカノルミ]
1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、執行猶予1回を経て合計12年の懲役を経験。出所後は、自身の懲役経験をもとに、刑事収容施設への差し入れ代行業や、収容者と家族の相談窓口、元収容者の就労支援など、さまざまな活動を行う。堺市内でラウンジ「祭」と「魔女」を経営。スタミナラーメン店「ラーメン☆ちょい喰い」の開店準備中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっか
61
つい先日、女子刑務所コミックエッセイを読んだばかりだったところ目に入り。知識(一生不必要でありたいですが…)にもなるし読み物として素直に面白かったです。著者さんの、こんなところダメ!絶対来るな!というメッセージもひしひしと伝わってくる。誇張も自慢もなく、実情が描かれているんだろうな。4回逮捕で12年…と、6章私が刑務所に入るまで、を読むと、やっぱりうーーーん…と思ってしまいますが、不思議とイヤな感じはしませんでした。声も聞いたことがないのに、大阪のおばちゃんの声で再生されるような親しみやすい文だからかも。2019/01/20
シャボン玉
26
いじめがなかったなら、なかなか和気あいあいとしてよさそうな獄中ライフ。入っても、這い上がれる!戻れる!で成り上がってる著者はあっぱれです。2019/10/28
しの
22
懲役が違くても同じ牢で暮らすことは驚いた。甘いものが異様に食べたくなる心理と必ずいじめが発生することや、女しかいない世界ではビアンはいるが、一部の人以外は出所した後は元に戻る。大体はシャブで捕まるが、作者のように子供など何か一つでも守るべきものがあれば人は変われる、更生できると思う。2019/04/30
なるみ(旧Narumi)
21
図書館本。中での生活のことやら何やら、とても詳しく書かれていました。途中ちょっと読むの疲れちゃいました。2020/07/22
keith
19
覚醒剤で4回も刑務所にお世話になった女性の体験記。結構軽めで、他の方もレビューしているとおりあんまり反省の色は見られない。まあ、覚醒剤使用だから殺人や窃盗、傷害みたいに明確な被害者がいないからかな。2018/10/25