フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか―「性の商品化」と「表現の自由」を再考する

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フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか―「性の商品化」と「表現の自由」を再考する

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781616124
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報



香山リカ[カヤマリカ]
著・文・その他

北原みのり[キタハラミノリ]
著・文・その他

内容説明

女たちのエロスとフェミニズム。いま「問題」と感知できなくなっている性の「問題」を語る。

目次

1 「性の商品化」で論じられてきたこと(偏差値教育という“ジェンダーフリー”;産婦人科で覗き見る大人の性 ほか)
2 「性差別」と認知できなくなっている「問題」(表象における女性―会田誠・萌えキャラ;女の自己啓発と男の欲望の正当化 ほか)
3 日本のセックスレス(アッキーは「暇な奥さま」;村上春樹作品と都合の良い妻 ほか)
4 性売買と愛国(「威張っている女」がいない;権力とつながるLGBTの運動 ほか)
5 なぜ「性の売買」は問題なのか(リアルを描くヨーロッパの性表現;親子関係と性教育 ほか)

著者等紹介

香山リカ[カヤマリカ]
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。立教大学現代心理学科教授、精神科医。豊富な臨床経験を活かして、現代人の心の問題を中心にさまざまなメディアで発言を続けている。専門は精神病理学。ベストセラー『しがみつかない生き方』をはじめ、エッセイや評論など単著・共著多数

北原みのり[キタハラミノリ]
1970年神奈川県生まれ。作家。津田塾大学卒業。1996年フェミニズムの視点で女性のためのセックストーイショップ「ラブピースクラブ」を設立する。時事問題から普遍的テーマまでをジェンダーの観点から考察。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

27
フェミニストの方の考え方というものを理解したくて、こちらの対談集を読んでみた。巷のオタク文化がいかに男性中心的かというところは理解できたのだけど、その後、あれやこれやと話題が飛んでいくので体系的な理解には至らず。まあ、対談形式なのである程度くだけたやり取りであればこその利点もあるわけですが。結局フェミニストの考え方を理解しようとしてこちらを読んだけれど、漸くその入り口に差し掛かったという程度なんだろうな。うーん。2021/03/31

阿部義彦

22
女性のためのセックストーイショップを設立した北原みのりさんと私と同年代の精神科医、香山リカさんとの対談です。きっかけの宮崎勤のことから、アート界の会田誠と村上隆、そして、AV女優と業界の行方はてはメイド喫茶や秋元康のAKBまで、性表現と性の商品化について論を繰り広げます。 没落するしか無いこれからの日本は、オタクの天下なのか?私はアニメに興味がないのでロリの気は全然ないのですが、本気でメイドに成って世話を焼きたい(赤の他人にでっせ!)と指向するがいるなんて理解に苦しむ。再読必須、難しかった。2017/12/02

kenitirokikuti

12
図書館にて。2017年刊行で、その当時に読んだ。今回何となく再読▲いわゆる「宮崎勤事件」(東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件)について。〈北原 壊しただけじゃなく、ある意味、いろんなものを生んだ側面もあるんですよね。〉〈北原 そう。オタクの市民権を獲得し、秋葉原をつくり、萌え文化をつくり、幼女性愛をファンタジーとして肯定する文化を生み、ひいてはクールジャパンで経済効果を生み…時代や社会のシンボルになってしまった。〉pp.41-42 せいぜい当時の論壇の流行りにすぎない虚像を実体にしないでくれ。2024/08/31

マグリ

10
ネットなどで萌え文化に対してフェミニストが声あげると、オタク的な立場の人が激しく反応する場面をよく見かける。 この終わりなき戦いにフェミ側の論客二人が、歴史や社会構造から考察していく対談集。 性の商品化という点では日本はやはり異常だと思う、風俗、AV、エロゲは言わずもがな、萌え文化もエロと切り離せないものが多すぎる。 男はもちろん、女性もこの性の商品化に対して鈍感な人が多すぎる気がする。諦めなのか、声を上げにくい社会構造だからなのか。 とにかくこの本を読んで、当事者意識をもって議論してみてほしい。2018/11/07

ルナティック

9
これは会話形式になっていて読みやすいが、考えるべき要素が多くて、色々考えさせられる。男性は女性に“何を”求めているのか?そういう部分も考えさせられた。突き詰めると、そういう話ではないのだろうか?、日本女性の“美徳”と称されるモノモノが、男性の女性観を育むだろうか?そして男性が望む“女性”を演じることが、女性の“価値”に繋がるという思考の源はどこから来るのであろうか?テーマが多くて、絞りきれていない感が残ったので、もっと突っ込んで話し合って欲しい気がした。でも、読んで良かったと思っている。 2018/02/28

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