出版社内容情報
中邑真輔[ナカムラシンスケ]
著・文・その他
内容説明
人気絶頂のなか新日本プロレスを離れ、闘いの舞台をWWEに移した男の500日間の記録。
目次
01 ありがとう、新日本プロレス
02 WWEデビュー
03 アメリカでの日常―PART1
04 WWEでレスリングをするということ
05 アメリカでの日常―PART2
06 NXTでの1年
07 スマックダウン昇格
08 裏・中邑真輔
著者等紹介
中邑真輔[ナカムラシンスケ]
1980年2月24日生まれ、京都府出身。高校時代からレスリングをはじめ、青山学院大学レスリング部でキャプテンを務めたのち、新日本プロレスに入門。2002年のデビュー直後から格闘技路線の申し子として期待を受け、MMAルールでアレクセイ・イグナショフらに勝利。2003年にはデビュー最速(1年4か月)、最年少(23歳8か月)でIWGPヘビー級王座戴冠を果たす。2009年に「CHAOS」を結成してからは、ボマイェ(=キンシャサ)をフィニッシュ・ホールドとし、それまで以上に幅の広いファイトスタイルに変身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
37
異国で生きるとはもうそれだけで面倒な気苦労が絶えぬ様で。当たり前が当たり前じゃないリアル。でも「これが普通だよね」と己に言い聞かせてポジティブに変換。根がネガティブだからこそ。本当は人見知りでビビり。だから挨拶をしっかりして笑顔を見せるし、緊張を抑える術を研究する。新しいファンは彼を非の打ち所の無い完璧なヒーローみたいに捉えがちだけど、私の中の中邑真輔はまさにこういう男。内面的な部分だけなら自分に近い。だから秘かに夢を託しつつ、でも「いや負けたくない」と思える存在。同い年だし。いつか対等な立場で会いたい。2017/09/06
Y2K☮
30
三度目。もはや夏目漱石「坊っちゃん」と並ぶマイバイブル。この本が出たのはひたすら上り調子だった2017年。その後まさかの停滞に陥って中堅ヒールに落ちついたが、2021年再びいい風が吹いてきた。長かった。もう日本に戻って来いと何度思ったか。耐えて耐えてついに運を引き寄せたのは、たぶん諦めずにいい仕事を続けたから。ネガティブに苛まれそうな局面も「これが普通だ」パワーで楽しみつつ乗り切ったから。人生は何がどこでブレイクするか誰にもわからない。だからいつでもBe myself。念ずれば花開く。また本を書いてくれ。2021/02/06
Y2K☮
30
本を読む、書く(ここのレビューも含む)、売る。全てワンセットの大事なライフワーク。中邑真輔における旅とプロレスがそれか。且つ私にとっての創作は彼におけるサーフィンとも重なる。今日もDAZNで試合を見たが、やはり心の内側をくすぐられる。無性に創りたくなる。現地での異名は”Artist As Known"。インスパイアしてくれる芸術こそ己にとっての本物。昔ながらの知恵や価値観を重んじつつ、時代に即した変化も忘れぬ柔軟さ。自由で斬新な動きの内に潜む保守の安心感。全てに通ずるバランス。君の活躍を励みに夢を生きる。2018/03/21
Y2K☮
27
四度目。刊行は2017年。昨年US王座を獲ったけど、さほどのインパクトを残せずに陥落し、レッスルマニアにも出られなかった。こんなはずじゃなかったとは絶対に口にしないだろうけど、まだフレッシュな存在で大歓声を集めていた2017~18年に世界王座を獲得できなかったのはアンフェアな判断だったと改めて思う。来年1月4日、棚橋弘至の最後の対戦相手として新日本プロレスに上がってほしい。棚橋の相手が内藤哲也だと、今回の退団がドームへの集客のために利用されたようで何か嫌だ。ただ内藤と中邑のカリスマ同士の一戦はぜひ見たい。2025/05/06
0607xxx
14
独特の世界観で人々を魅了し、自身の価値観でなりたい自分になる中邑真輔の生き方は、羨ましさと共に憧れでもある。「人生、嫌なことが起こるのも普通だよね」という全てを受け入れ、ポジティブに考える姿勢は見習おう。続編希望!2018/04/28