出版社内容情報
洪自誠[コウジセイ]
著・文・その他
Teamバンミカス[チームバンミカス]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかしー
34
平成ラスト滑りこみ。 昔の人が書いた平凡に生きる為の処世術。2019/04/30
かしまさ
12
まんがで読破するほど難解でもない中国の箴言集。まんがの間にすべての箴言が掲載されてるのでじっくり読めます。要は「普通がいちばん」「よそはよそ うちはうち」というのがベースになってるみたい。処世訓の本としては「嫌われる勇気」と同じくらい自分に向いてる気がする。岩波版も買って常に持ち歩くようにしたいくらい。2023/01/21
おくてつ
7
久々にまんがで読破を読破するシリーズ。twitterでこの時期読むのにおすすめと書いてあるのを見て、積読から。ブックオフで見つけて、ヨメに去年ハンドキャリーしてもらったやつ。 357の箴言から抜き出してエピソードにしてまんが化しているのかと思ったら、箴言はそのまま全部記載され、時代背景とか著者の洪自誠の生涯をまんが化。 明代末期に書かれたものだけど、処世術なんてこれで失敗してきた中国人の歴史満載。手元に置いて、これからも何度か読み返したい。 花は五分咲き。酒はほろ酔い。2022/05/29
ヤギ郎
4
中国・明代末期に洪自誠によって記された処世訓「菜根譚」のコミカライズ。漫画編では、筆者の洪自誠が生きていた時代を描き、処世訓が生まれた背景を説明している。章末に「菜根譚」の現代語訳が掲載されている。岩波文庫版とあわせて手元に置きたい一冊。2022/05/11
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
4
一族郎党を上げての猛烈なお受験・科挙を勝ち抜き、晴れて官僚になってからはその分を取り返そうと同じような情熱で甘い汁を吸い(人生転換期・略)空しくなって仙人のようになった洪(こう)じいさん人生のすべてを詰め込んだ指南書。357箴言すべて掲載されているので、いくつかヒリヒリ迫ってくる言葉を発見することになる。「心を砕いて仕事にはげむことは美徳だが、努力も度を過ぎると喜びを失って、ただの苦役になってしまう。さっぱりとした気風も高尚だが、淡泊も度を過ぎると人を救うことも、世の中の役にたつこともできなくなる。」2021/09/30