出版社内容情報
小林よしのり[コバヤシヨシノリ]
著・文・その他
内容説明
憲法改正、下流老人、「日本死ね」、爆買い、都知事選、『君の名は。』、生前退位…「炎上」騒動で物議を醸したブログと、『SAPIO』連載『ゴーマニズム宣言』を収録した、著者待望の「時評集」。
目次
第1章 これは「戦いの記録」だ!(竹中平蔵「トリクルダウンはない」の正直;北朝鮮の核実験を知ったら覚悟しろ ほか)
第2章 蔓延する「民主主義」という病い(暴言が世界で流行っている;下流老人の解決方法 ほか)
第3章 真に女性が輝く時代へ(おそるべき天皇、生前退位の真相;メイ首相がカッコいい ほか)
第4章 時代は変わる、泳ぎ始めるのだ!(安倍晋三の異様な思考回路;蓮舫より蓮舫を叩く弱虫の方が嫌い ほか)
第5章 ゴーマニズム宣言2014‐2016(集団的自衛権に「限定的容認」などない;イデオロギー・パック詰めから脱せよ ほか)
著者等紹介
小林よしのり[コバヤシヨシノリ]
1953年、福岡県生まれ。漫画家。1976年、大学在学中に描いた『東大一直線』でデビュー。以降、『おぼっちゃまくん』などの作品でギャグ漫画に旋風を巻き起こした。1992年、社会問題に斬り込む「ゴーマニズム宣言」を連載開始。すぐさま日本の思想状況を一変する大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
256
中々著者の常識が本来普通であるべきなのだが、変な拘りを持った人に思考をひきづられたりする事がないのが著者のすごさだなと思った。2017/02/18
Y2K☮
47
過激なイメージが先行しているけど、著者の言葉は至ってシンプルだ。シンプルで明快な常識。そして常にアップデートされている。だからこそ受け止める側の成長度が問われる。かつては同志でも、築いた地位に安住して変わらなければ置いて行かれる。思考停止して馴れ合いに堕せば叩かれる。逆に辻元清美みたいに以前は敵対していた人間でも、確かな成長を見せれば偏見無しで評価される。大切なのは今。過去から続くエートスに気づき、余計なプライドを捨てて「公」の精神に目覚めれば、保守とリベラルは必ず共存できる。新しい天皇論も早く読みたい。2017/02/16
ノーネーム
8
中々に面白い。常識の欠如した人物が多く見受けられる現代日本には必須の書。2017/03/16
Mik.Vicky
7
小林氏は本当に深くまで思考して記述しているというのがひしひしと伝わる。議論する気なんか毛頭ないが、議論どころか会話レベルまで成立しないように思う。納得いかない話もたくさんあったが、もっと露出し主張してほしい。マスコミは偏りすぎて、議論も浅く表面上だけで参考にならないので。2020/09/18
トランスマスター
7
『おぼっちゃまくん』の著者によるコラム集 ・ 右翼とも左翼とも違うスタンスで保守の定義を独自の目線で解説 皇室典範の改正が必要理由は、充分納得できました。『シン・ゴジラ』と『君の名は』の比較感想など2作品とも劇場で鑑賞したFilmarkerの私としては映画の趣味は違うようです。2017/04/08