出版社内容情報
とり・みき［トリミキ］
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
27
『ロボ道楽の逆襲』以来となる企画モノ集。名作や小説家、漫画家へのトリビュートを軽妙なギャグで調理する、全編とり風味の短編がズラリ。冒頭から『シン・ゴジ』をパロって、ツカミはＯＫ。吾妻ひでおに山上たつひこ、萩尾望都へのリスペクトも、ちゃんと笑いを交えているのはさすが（モー様のビキニ写真は、見たいような怖いような。笑）。中でも、たくさんの漫画家が描いた小松左京の似顔絵を紹介する「小松左京のもっとキャラクターにして！」が、小松愛に溢れていていい。（つづく）2016/11/03
阿部義彦
14
吾妻ひでおのファンですから、もちろんとり・みきさんも大好きです。幕の内弁当みたいな短編の盛り合わせです！小松左京さんのトリビュートが面白かったです。筒井康隆さんの漫画化（わが良きウルフ）も素晴らしいし、巻頭のクルクルくりんの、くりんちゃんには悩殺です！さすがSF大将の面目躍如です。一番うなづいた科白はこれだ！→結局昔から同じタイトルを新規メディアで録りなおしたり、買いなおしたりしつづけるウチに人生が終わる気がする、、、ありがじゅう（すべった！）2016/10/21
kokada_jnet
11
もちろん面白い本ですが。「SF大将」「SF小僧」の最新シリーズは、電子書籍版『SF大将 enlarged and revised edition』(ハヤカワ文庫JA)にボーナストラックとして収録されていたので、ついそちらで購入したのですが。この本にも再録されていて、複雑な感じです。2016/11/20
G
10
いわゆる「企画もの」を集めたとり・みきの作品集。パロディーあり、エッセイあり、紀行あり、SFありと、1冊で何十粒も楽しめるお得な漫画。「愛のさかあがり」「ロボ道楽」もそうなんだけど、どれをとっても、とり・みきの作品には非常に緻密な愛を感じる。元ネタを知っていても知らなくても、滲み出ているリスペクト愛に溢れていて読んでいて楽しくなる。個人的には小松左京一連と、わが良き狼、ダブル・ストーリーにグッときた。どれも面白いんだけどね。2016/11/07
marua
5
「みなまで云うな」の表題作のオチと、モー様の帯と左京ちゃんで大満足。読者層は限られるんだろうなあ…2016/11/13
