出版社内容情報
武嶌波[タケシマナミ]
著・文・その他
内容説明
断ることができず、自分の親にさえ意見を言えずに生きてきた。人と会うことがつらくなり、果ては夫に話しかけるのも怖くなってしまった。―ダメだいけない!こんな私。NOを言うことで、自分を取り戻すんだ!心の成長を描くコミックエッセイ。
目次
第1章 夫にも子どもにも「NO」が言えない私(断れない;子どもに気を遣いすぎる ほか)
第2章 「NO」という選択肢のない家族(カウンセリング;ヘンな母 ほか)
第3章 出会いと気づきと学び(心の旅路の行き止まり;行動分析学者・奥田健次先生 ほか)
第4章 夫にも子どもにも「NO」を言おう(「NO」を言う;子どもへの「NO」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
私もNOの言い方を教わらなかった。「はい」と言えば褒めてもらえる、という感覚でいた気がします。高校生ぐらいになって変わったのかなあ…。今では言いすぎなぐらいはっきり言う方ですが、肯定的に受けとめてくれる人に支えられてここまで来れた気がします。はっきり言う方が人と深く関係性を持てることにも、そういう人たちに教えてもらいました。出会えて幸せです。作者さんも幸せで笑えておられますように。KU。2024/05/13
サルビア
11
人になかなか、NOと言えない自分に自己嫌悪を感じていた著者が、親子関係でも、夫婦関係でも、NOと言えるようになるまでのお話。著者が、行動分析学者の奥田健次先生と出会ったのが良かったようである。この先生は気になるな。私は、この著者ほどNOは言えているが、人にどう思われるかを気にするところがあるので、NOの言い方は参考になった。2017/07/09
凛
9
作者のNOと言えない度合いが、子供までとなると想像を遥かに超えていました。私も他人にNOと言えない場面が多くそうすると自分にも溜まるものがあり、人付き合いに疲れだす悪循環に陥いると気付きました。それでもこのエッセイが自分がNOと言えることで相手のNOにも寛容になれることを教えてくれました。私も頑張りたいです。2024/05/19
ozoz
8
無言でいるだけで「機嫌悪い?」と思ってしまうあたり、わかるわかる。家族だからこそのツラさも。旦那さんも好感もてないイラストだしなぁ。武嶌さんのお母様の無表情が怖かった。NOということによって人間関係は対等に。変化は一歩ずつでも、自分で起こした行動なら、モヤモヤな気持ちもきっと消化できるはず。2016/09/07
gachin
2
とってもサラっと書いてるけど、自分の性格を見つめて、原因を探って、改善する、という著者の姿勢はとても尊敬する。2019/05/25