出版社内容情報
谷崎潤一郎［タニザキジュンイチロウ］
著・文・その他
Teamバンミカス［チームバンミカス］
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GELC
11
若い女の魅力に嵌まったおっさんの話。抜け出そうにも抜け出せない感が、分かるような分からないような。。。この、あーあ、情けない男だな、みたいな読後感を味わえば良いのか、、、鑑賞の仕方もなかなか難しい。2023/12/30
アルカリオン
11
KindleUnlimited 予備知識ゼロで読書。高尚さを漂わせる「文学」っぽい作品かと思っていたら意表を突かれた。面白かったけど。出版当時の感覚だと完全にポルノ扱いだったんじゃないだろうか？2022/09/25
ユーユーテイン
6
ナオミ15歳、譲治28歳で出会い、いろいろな事件を経て、8年後、二人はそれぞれが満足する関係となった。それは他人からは理解されないかもしれないが、二人の間では納得済みなのだ。このストーリーを谷崎潤一郎はどう描写しているのか。原作を読んでみたくなった。2020/04/27
ひじり☆
5
本人達が良ければそれで良いんじゃないって思った。もっと悲惨な悲劇にならずにホッとした。2022/09/25
よう
2
女が独り立ちせず、男を頼りに色仕掛けで生きていく様子が、やはりフェミニズム以前の時代の本だなと思わせる。ここまで男を翻弄するほどのナオミの色気を、「西洋人らしい」という言葉で表現している点にもその当時の人々の価値観を感じた。2023/09/03
