出版社内容情報
フェリックス・フランシス[フェリックスフランシス]
著・文・その他
北野寿美枝[キタノスミエ]
翻訳
内容説明
ファイナンシャル・アドバイザーのフォクストンは首の骨折で引退を余儀なくされた元競馬騎手。グランドナショナル観戦に出かけたところ、彼の真横で同僚のハーブが射殺された。プロの仕業と思しき手口だが、殺される理由には皆目見当がつかない。なぜかハーブの遺言執行者に指名されていたフォクストンがクレジットカード履歴を調べると、どうやら彼はインターネットギャンブルに手を染めていたようだ。そんな折、同居する恋人の態度が急変し、別の男の存在が気にかかりはじめる。やがて投資の急な解約を迫ってきた騎手の顧客サールが何者かに襲われ、別の巨額投資に疑いを抱くロバーツ大佐は急死した。事件を追うフォクストンの元にも銃を持った暗殺者がやってくる。電話線が切断され、携帯電話も通じず、母と恋人を巻き込まざるをえない状況で―。父の死後、ひとりで書いた本作は本国でも絶賛された。フェリックス・フランシスによる新・競馬シリーズ、ここにスタート!
著者等紹介
フランシス,フェリックス[フランシス,フェリックス] [Francis,Felix]
1953年生まれ。ディック・フランシスの次男。ロンドン大学で物理学、電子工学を専攻し、17年間物理教師を勤める。40年にわたって「競馬シリーズ」のリサーチに携わり、1991年からは父のマネージメントをする。『祝宴』(ハヤカワ・ノヴェルズ2006年)以降の4作品は父との共著。2010年の父の死後はひとりで執筆をつづける
北野寿美枝[キタノスミエ]
英米文学翻訳家。神戸市立外国語大学英米学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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