出版社内容情報
竹内薫[タケウチカオル]
著・文・その他
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリスビー
9
サイエンス作家・竹内薫氏の作品を漫画化したもの。元の活字本は読んでいないが、私にはちょうどよく、世界が大きく広がった。ウィトゲンシュタイン、サルトル、ニーチェ、レイチェル・カーソン、サン=テグジュペリの5話構成。量子力学・哲学の難問である「シュレンディンガーの猫」が案内役というのがツボ。大思想家たちの言葉は、ひとつひとつが重く、かなり考えながらの読書となり、読むのに時間と労力がかかった。哲学は「真理」を探究する学問だと思われているが、全然違うということを再認識した。2018/02/19
ヒラソル
8
漫画は登録しないけどこれは哲学を扱っているので特別に。原作の小説も読んでみたい。思考停止やルサンチマン、食物連鎖による毒の濃縮、環境。哲学は難しいけど、思考することは楽しいことでもある。疑問を持つことは子供心に帰ることでもある。単純な疑問は大人になると莫迦扱いされる。でも大切なことってけっこう単純なんだよね。単純なことでも疑問し感動し怒り考え行動する。言葉によって世界は広がるっていいよね。そして自分で決め責任を取る。『人を羨み幻想に縋り嘆きわめく暇なんかない』。一度きりの生を楽しまなくてどうするよ。2014/07/19
睦月
6
初めてシュレディンガーの猫の事知った時、私も殺猫!!って思いました。猫好きならみんな思うよね!猫でやるなよって。そんなイケメンシュレ猫が出てくる話ですが分かりやすくざっくり哲学のさわり部分を教えてくれる本です。面白かった。コトハって名前もいいよね。言の葉だし♪2014/06/27
iku
5
竹内薫、さなみの哲学ファンタジーのコミカライズ。シュレ猫がツンデレなイケメンキャラで、楽しく読みました。「ミクロの世界では…、常識的にあり得ない2つの状態が同時に成立する。」ああ、真賀田四季みたい。2014/10/02
yk
4
これはもともと小説だったんですね。しかもけっこう前!ここに出てくる哲学本とかちゃんと読んだことはないんだよな。読みたいのはやまやまなのだけれど。2017/11/09