ガーンジー島の読書会〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781610993
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報



メアリー・アン・シェイファー[メアリーアンシェイファー]
著・文・その他

アニー・バロウズ[アニーバロウズ]
著・文・その他

木村博江[キムラヒロエ]
翻訳

内容説明

ガーンジー島へ渡り、島の人々と交流を深めていくジュリエット。大戦中から続く“読書会”を次回作の題材に決めた彼女は、ナチスに捕えられ消息のわからないエリザベスに思いを馳せる。ニューヨーク・タイムズのブックランキングで5週連続第1位。

著者等紹介

シェイファー,メアリー・アン[シェイファー,メアリーアン] [Shaffer,Mary Ann]
1934年、アメリカのウェストバージニア州生まれ。マイアミ大学卒業後、図書館司書、書店員、編集者などの仕事につく。2008年2月、『ガーンジー島の読書会』の完成(同年8月)を待たずに亡くなる

バロウズ,アニー[バロウズ,アニー] [Barrows,Annie]
『ガーンジー島の読書会』共著者であるメアリー・アン・シェイファーの実の姪。メアリーが亡くなったあと、『ガーンジー島の読書会』を引き継ぎ完成させる。子ども向けの本や小説を数多く執筆

木村博江[キムラヒロエ]
東京都生まれ。国際基督教大学卒。ノンフィクションや推理小説などの翻訳を数多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

119
いよいよガーンジー島を舞台にしての三角関係のラヴロマンス。マークはあっさり撃退されたが、キミーという強力な、ジュリエットが嫌う訳にはいかない恋仇が…現代版オースティンみたいな恋模様。裏側にイゾラの失敗探偵談。探偵に先入観は不要で、観察眼が何よりも重要ということを、イゾラはミス・マープルから学ぶべきだったのに。ドージーの部屋は明らかな証拠に満ちていたのに、見抜けなかったイゾラは探偵の素質なし。レミーの本命はひょっとしてあの人かな。2019/10/28

ぶんこ

61
2巻目はジュリエットが島に来た場面から始まりました。皆の歓迎ぶりに思わずウルウル。ジュリエットが、島の皆が、其々いかに誠実だったか。お互いに真摯に向き合って来たからこその歓迎なのだなぁ。アメリア宅でのポーク・パーティーの帰り道での危機一髪回避の嘘から生まれた読書会。本を読んだ事も無かった人が、ドイツ人を欺く為に読み始めた集まりから、信頼しあえる仲間ができ、助け合っていくのを読んで羨ましかった。そのキッカケとなったエリザベスの最期を思うと言葉がない。読書よりも手紙の素晴らしさを、より感じられた本でした。2017/03/25

紅香

35
書面でしか知らなかったガーンジー島に行くジュリエット。実態を持って目の前に開かれる自然。読書会の人々との暮らし。。残念なニュースは一行あればこと足りる。それがあまりにもショックだった。混沌とした世界情勢。始まりから今まで絡み合った糸は複雑すぎて目を背けたくなる。知らなかったではあまりにも怠慢。私達は沢山の本を読む環境にある。歴史を知る読書も必要だと思った。人の痛みを知る人は酷いことをしない。世界の混乱は無知さからきてるのかもしれない。エリザベスみたいな人は沢山いたはず。どんな環境でも優しさを忘れたくない。2015/11/15

みつ

33
戦争のときの話を集めにジュリエットはガーンジー島に赴く。手紙のやりとりは続くが、彼女のロンドンへの報告が中心となる。その中、「ガーンジー読書会のメンバーの方へ」という手紙が届き(p29)、島の人とジュリエットは戻れないエリザベスを襲った運命を知る。ここからジュリエットと共にいたフランス人女性レミーが加わり、戦争の影をより濃くしつつロマンスも意外な方向に。最後は好奇心旺盛なイズラ(「私立探偵」は自称?)「捜査ノート」の形を取り、思わぬ幸福な結末へ。そのうえでジュリエットからシドニーへの手紙で締めくくられる。2024/04/09

Nobuko Hashimoto

31
原作は映画よりも登場人物が多く説明もていねい。ドイツ占領下のガーンジー島の様子、過酷な労働で倒れていった捕虜の人たち、ドイツ人相手に売春せざるを得なかった若い女性たちの悲劇と、そんな彼女らを蔑む人たちの残酷さ、まっとうな正義感をもつドイツ軍人の存在、誰よりも勇敢で正義感に満ちた女性の人生…映画は映画で、ガーンジー島の魅力的な自然や暮らしがわかって面白いですけどね。詳しくはブログに。https://chekosan.exblog.jp/30510422/ 読書会の様子も素敵。そして猛烈に文通したくなった! 2021/05/02

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