ソーシャル無法地帯

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781610658
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0036

出版社内容情報



ローリー・アンドリューズ[ローリーアンドリューズ]
著・文・その他

田中敦[タナカアツシ]
翻訳

内容説明

個人情報の悪用が横行する、SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)は治外法権なのか?―多数の実例から明らかになったSNSを介した個人情報の盗用・捏造などの危険性。プライバシーゼロの時代に私たちはそれらとどう立ち向かい、どう自己防衛していくべきか?

目次

フェイスブックという国家
検索の落とし穴
オンラインの自己とオンラインの自己の乖離
技術の進歩と基本的人権
自由を拡張させた「つながる権利」
保障されるべき言論の自由
死を招きかねない言論にも自由を与えるべきか
場所のプライバシーは保護されるべきか
情報のプライバシーは保護されるべきか
親権に影響を及ぼすソーシャル・ネットワーク
陪審員裁判とソーシャル・ネットワーク
ソーシャル・ネットワーク法廷に持ち込む是非
法手続きの権利
ソーシャル・ネットワークとこれからの憲法

著者等紹介

アンドリューズ,ローリー[アンドリューズ,ローリー] [Andrews,Lori]
イリノイ工科大学シカゴ=ケントカレレッジ法学教授であり、同大学の科学法学技術研究所所長。バイオテクノロジーにも精通する異色の法律家であるアンドリューズは、生殖と遺伝子工学にかかわる訴訟で話題となり、テレビをはじめマスコミに頻繁に登場し、アメリカで最も影響力のある法律家100人のうちの1人に選ばれる。ヒトゲノムプロジェクトをめぐる倫理的、法律的問題を考える連邦委員会の座長をはじめ、新技術に関して連邦政府のアドバイザーを務める

田中敦[タナカアツシ]
1951年生まれ。名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学専攻)。動力炉・核燃料開発事業団、富士通株式会社、情報処理振興事業協会を経て現在翻訳業。ビジネス書、ITなどのサイエンスものを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

21
11年初出。フェイスブックは固有の正義をもった国家で経済をもつ(027頁)。民主主義国家が財産、プライバシー、生命、自由について国民がもつ権利に関して統治理念をもっているように、Facebook国も同様であるべき(040頁)。セカンド・セルフ(オンライン上の自己、076頁)。プライバシーの権利は守られるべき(111頁~)。これからのマイナンバー制度、 ICカードは大丈夫か? 不安は残る。グーグル・ブックスを使えば、1500万冊以上の本にアクセスできる(133頁)。 2015/04/21

Christena

6
SNSに投稿したことに、プライバシーはない。法律もない。趣味嗜好や人格や秘密にしておきたい過去まで、虚構かもしれない第2の自分が作られて、知られたくない人にまで漏れることを防げないという怖い話。Facebookへの投稿には気をつけよう。2014/02/11

オブ犬

1
フェイスブックを軸として、様々なソーシャルネットによるプライバシーの不当な侵害や不当に裁判に使われる例を挙げ、それらを無くすための包括的な憲法を提案する1冊。実例はほぼアメリカのみだが豊富で、日本ではあまり見られない興味深い事件が多い。特に後半の裁判などにソーシャルネットの内容が不当に証拠として扱われる問題は訴訟大国アメリカならではか?ソーシャルネットの負の面を知れて今後どうしたらいいかも考えさせられる。2014/08/01

massda

1
セキュリティの人に、母親に見せられない内容はネットにも投稿しちゃいけない、と言われて、そんなのつまんないじゃん、と思ったけど、やっぱりそうなのかも。飲酒写真でdisられる米国の人が日本人のフェイスブック見たらどう思うんでしょう。ワインの写真はリア充の証だよね?2014/01/23

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