出版社内容情報
ジャン・トゥーレ[ジャントゥーレ]
著・文・その他
浜辺貴絵[ハマベキエ]
翻訳
内容説明
代々「自殺用品専門店」を経営するテュバッシュ家。店には死にたい人々の願いを叶えるため、数々の自殺用品が取りそろえられています。キャッチ・コピーは「人生に失敗?当店にいらっしゃれば、確実に死ねます!」父親のミシマをはじめ母親、長男、長女は、家業にぴったりの陰鬱な態度とネガティブ思考で客を迎えます。でも、次男のアランは笑顔とポジティブ思考で家族を振り回し、やがて…。フランスでベストセラーになり、世界20ヵ国で翻訳された、ブラックユーモアあふれる物語。
著者等紹介
トゥーレ,ジャン[トゥーレ,ジャン] [Teul´e,Jean]
フランスの作家。1953年生まれ。小説家であるだけでなく、コミック作家、映画作家、俳優など様々な顔を見せるマルチアーティスト。歴史から題材をとった作品が多く、最新作『Fleur de tonnerre』(1850年代にヒ素を使って大量連続殺人を行った女中エレーヌ・ジュガードの物語・2013年刊行)はフランスでベストセラーになっている
浜辺貴絵[ハマベキエ]
フランス語翻訳家。1982年、東京都生まれ。白百合女子大学フランス語フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多田幾多
41
自殺用品店という暗くて重そうなタイトルと、表紙に負け購入。うん、面白い!家族全員が超ネガティブ思考なのに、アランだけが何故かポジティブ。最初は嫌がられていたが、彼の笑顔に家族の心が変わっていく。なんともブラックユーモア溢れて、一見内容非現実的なのだけど、ページをめくる度に感情移入してしまうシーンがあり、人間関係やコンプレックス、将来への不安など、常に人間に付きまとうネガティブが描かれていて他人事には感じられない。ゆえにアランの存在がより一層大きく感じれるのか。しかし最後はなぜそうなった感が…再読しなきゃ!2013/10/21
キキハル
20
「当店にいらっしゃれば必ず死ねます」そんな自殺用品専門店の次男アランと家族のお話。ブラックユーモアが効いたコメディに笑いながら、家族って生きるっていいなと思っていたら、ウソっと目を見張るこの結末はいったいどんな皮肉なのかと呆然とした。本書に出てくる自殺の原因は実に様々で、生きるのを諦めた人にそれでも生きろと強要するのは残酷なことなのかもと思う。にしても能天気で陽気で前向きで笑顔を絶やさないアランに影響されるのは悪いことではない。もしかしたら彼は天使か何かだったのか。読みやすいが読んでからず~んとくる一冊。2013/10/14
空音
7
オチが解せぬ!何となく、アランがああいうラストになるとは予想していたが、その時のアランの言葉と行動の意味が良く分からないのは、私の頭が悪いからだろうか?これが原書で読める様なら違う感想が持てるのかも知れない。設定は面白かったけど…うーん;2016/02/29
eipero25
5
おもしろかったけど、一番大事な伝えたいことがわからんかった。オチの意味がわからん。 アラン・チューリングの映画は最近見たので、彼の死は重く受け止めている。 アランのことを笑いにしていいんだろうか。 フランス人ならいいのね。2017/05/19
もみち
5
【図書館】なかなか面白かった。時代は空想を交えた現代のように思えて、どうやら近未来。 序盤はネガティブ=いいこととする設定に度肝を抜かれたが、慣れてくると家族で異質な存在であるアランに「大人しくしとけよ」なんて思うようになるのが不思議だ。ブラックユーモアというのはちょっと違う表現な気がした。設定が現実の真逆なだけで、内容は真面目で、抜けているところはあまりなかったので。ほかの方のレビューを見てラストに気づく。個人的には……→コメントネタバレ2017/02/17
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