出版社内容情報
柳田國男［ヤナギタクニオ］
著・文・その他
内容説明
日本民俗学の原点にして最高到達点！１９０８（明治４１）年、友人のつてで佐々木喜善と知りあった柳田国男は遠野各地で語られている不思議な話の数々を耳にする。柳田はそれらの話をまとめて『遠野物語』を発表。それは帝国主義思想によって急速に西洋化が進んだ日本人にとって「内省の学」として衝撃を与えた―。日本民俗学の起点であり優れた文学作品でもある民話の記録を漫画化。
目次
遠野
山の中
民話の里
著者等紹介
柳田国男［ヤナギタクニオ］
１８７５～１９６２。兵庫県出身。幼少時からすさまじい読書量と記憶力を見せ、神童としてならす。東京帝大をへて農商務省の官僚となり、東北各地を視察した経験から、民話や言い伝えへの関心を深め、日本各地を調査。数々の民間伝承を発掘し、日本民俗学の確立に大きく貢献した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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みーなんきー
19
タイトル、著者ともに有名なのでこの本の事はずっと知っていたが、初めて読んだ。なんて不思議で、なんと面白いんだ、という感想です。あるきっかけで幻想的な世界に入ってから、次々と伝承の世界のものと信じていたものに出会う。自然とは？見えている世界とは？と考えるのは楽しい。2016/12/28
おくてつ
8
まんがで読破を読破するシリーズ。 「遠野物語」というタイトルではあるものの、民俗学を学んでいる大学生がフィールドワークで遠野に行って、おかしな体験をするっていう別の話になっている。 要所要所で、民話に出てくる妖怪が出てくるんですけどね。2019/02/04
Sayaka
4
うしおととらを読んでいて、ちょうど遠野でかまいたちや座敷童子が出てきたので、遠野物語を借りてみた。 原作を読んだことがないので、この本が「遠野物語の現代版解説」なのか「遠野物語をそのまま漫画にしたもの」なのかわからなかった。 水木しげるバージョンもあるらしいので、次はそれを読んでみよう。2016/08/04
梨紗
3
作品ををマンガにしてるシリーズかと思ってたんですが、違うんですね。『遠野物語』を読んだことがないので、どういったことをマンガにしてるのかちょっとわからないんですが、面白かったです。特にあの電池交換のとこは何度も読み返してしまいました。2013/08/02
ままえもん
2
想像していいた話とずいぶん違った。ワクワク、ドキドキ、そして都会暮らしと田舎ぐらしについてすでに書かれたこの時代から問題となっていただなーと。自然を畏怖しつつ、そしてなめられないよう強くいなくてもいけない。おごるな、ひるむなってことかな。漫画がどこまで原作に忠実なのか気になるので、原作も読んでみたい。2018/04/03
