出版社内容情報
太宰治[ダザイオサム]
著・文・その他
内容説明
昭和19年、物資不足の戦時下。生まれ故郷の青森を題材にした執筆の依頼を受けた小説家・太宰治は、取材のため津軽地方各所を巡る旅に出る。久しぶりに会う友人や身内とのふれあいのなかに、太宰はある想いを強くしていく―。太宰治の本質を見い出すことができる自伝的な紀行記『津軽』を、初期の小作品『ロマネスク』とあわせて漫画化。
著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
1909~1948。青森県出身。東京帝大在学中に、左翼運動にかかわる。女性問題、薬物中毒、数度の自殺・心中未遂など、波乱の青春時代を送る。左翼運動と絶縁した後は執筆に集中し、多くの傑作を発表。自伝的小説『人間失格』完成の1か月後、東京の玉川上水にて入水(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
drago @地震対応中。
29
超有名な郷土作家であるが、私にとっては鬼門。 面白いと思ったのは『走れメロス』だけ。 マンガなら理解できるかも…と思い、図書館の特集コーナーに陳列されていた本書を手に取ってみたが、やはり理解できないものは理解できない。 ☆☆☆ 2012.8.10刊2024/02/06
みーなんきー
26
太宰治のように世間に名を知られた文筆家ですら、故郷に帰るときには過去のしがらみや、自分のしでかした失敗のために躊躇し、ためらうのだな、と思った。懐かしい友人とは言っても酒を飲みながら延々話を聞かされたり、ただただ楽しく、とはいかないものだな。昔別れた乳母とだけは心が通じ合っていて、自分は遥々訪ねて行きたかったし、乳母の方も30年間想い続けていたと聞かされる。こういう感情の交錯が人間関係の醍醐味だな。2016/12/08
PAO
10
「(『津軽』は)評論家の亀井勝一郎からは太宰治の全作品中で太宰治の本質を一番よくあらわした代表作として高く評価されている」…(188頁)2024/05/25
書庫の番人
8
元々の小説がわからないから、多少はしょった感はあるけど漫画で十分に楽しめた。次は小説の方を読みます(*^^*ゞ2015/05/03
おくてつ
6
まんがで読破を読破するシリーズ。 青森を旅行することになったので、予習を兼ねて先に「津軽」を読んでみた。金木、小泊、竜飛岬と旅したけれど、現地も太宰推しなので、予備知識として知っていてよかった。斜陽館でもここで蟹を食べたんだと聖地巡礼気分に浸れたし。 津軽を読む気分で、先に「ロマネスク」が始まったのにはためらった。2018/09/16
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