出版社内容情報
中野東禅[ナカノトウゼン]
著・文・その他
目次
1章 老いと死を考える一句(夫婦に後悔がなければ人は死ねます。―あるホスピス医の言葉;死の扉以外の扉はみな閉めることができる。 ほか)
2章 病と老いの一句(ヒビの入った茶碗も大事に使えばもつものだ。―神戸の老婦人の言葉;白髪一本の発見は「老いるショック」だ。 ほか)
3章 死を学びにする一句(「死」は論理化可能であり、学びの方法はある;昨日まで人のことだと思いしに俺が死ぬとはこいつたまらん。 ほか)
4章 死別悲嘆を癒す一句(わし、お前と一緒になれてよかったよ。―ある老人の妻との別れ;ぼくは…じたばたして、虚空を掴んで、死にたくない、死にたくないと叫んで死ねるようになったよ。 ほか)
5章 死を生きる一句(君、地獄で生きていけるなァ。―玄沙師備の言葉;人は生きてきたように死ぬ。 ほか)
著者等紹介
中野東禅[ナカノトウゼン]
1939年静岡県生まれ。駒澤大学大学院修士課程修了。曹洞宗教化研修所主事、駒澤大学、大正大学、武蔵野大学ほかで講師を歴任(死生学・生命倫理など)。現在、曹洞宗総合研究センター教化研修部門講師。京都・竜宝寺住職。また、特定の宗旨や宗派にとらわれずに仏教を学ぶ集い「南無の会」の副総務を務める。「日本死の臨床研究会」「日本生命倫理学会」「日本印度学仏教学会生命問題研究部会委員」などにかかわり、40年以上にわたり、仏教徒の視点から死や生命倫理について発言してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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