東京ノアール―消えた男優 太賀麻郎の告白

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  • サイズ B6判/ページ数 639p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781606583
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



東良美季[トウラミキ]
著・文・その他

内容説明

伝説の男は消えたのか、消されたのか。ヤバすぎるその闇に、男は何を見たのか。悪の論理、狂う女、死にゆく男…。AV業界の底辺とそこに巣食う魑魅魍魎たちを圧倒的なスケールで描いた、実録闇物語、渾身の書き下ろし。

著者等紹介

東良美季[トウラミキ]
1958年生まれ。川崎市出身。國學院大學哲学科卒。編集者、AV監督、音楽PVディレクター、グラフィック・デザイナーを経て、2000年頃より執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

3
途中まで実在の人物とは思わずに、完全フィクションだと思って読んでた。結構なボリュームなのに一気に読ませられてしまいました。物・人・関係、いずれも大切にできない人はそれらのものからしっぺ返しくらうんだな、ってのが読後感。太賀麻郎って人はそれぞれに対して彼なりに真摯で誠実に臨んだ結果が業界で生きながらえることができた、って結果になったのでしょうね。と、思った。2012/09/25

Autolux

1
ノンフィクションだと思って読み始めたらドラマ性が強くて嘘臭さを感じてしまったのだが、ラストに《ノンフィクション+フィクション》だと書かれていて納得。中盤からは楽しめたが序盤から中盤に差し掛かるまではありがちなヤクザ映画やVシネ臭くてうんざりした。2015/02/16

etoman

1
アダルトビデオ黎明期にAV男優という仕事を確立させた太賀麻郎のAV男優として活躍した後の半生記。『本の雑誌』の読者投稿された書評の「波乱万丈の人生記」という文句に興味を覚えて読んだのだが、予想を遥かに超えた内容に驚きながら一気に読み終えた。太賀麻郎の人生に沿って、AVの歴史モノにもなっていて、これはこれで非常に面白かった。特にVHS対ベータ戦争に裏側にAVが絡んでいた話なんて昔聞いたことが忘れていたなあ。やっぱり欲望に勝るものは無しです。2012/09/12

けじ

1
セックスを売るというアンダーグラウンドな世界で蠢く、怪しげでうさんくさい人々を描いた実録暗黒小説。テーマがテーマなだけにもっとキワモノっぽいかと思っていたが、気品がある魅力的な文体だったので驚いた。厚めの作品だが最後まで一気に読ませる力がある。予想外の嬉しい収穫。2012/08/16

イガラシ

0
アダルト男優だった太賀麻郎の物語。加藤鷹は知っているけど、太賀麻郎という男優は知らなかった。黎明期に活躍した男優で、アダルトビデオという言葉もなかった時代、一つ一つの作品を作り出していく楽しさがあったのだと思う。だけど時が経つと適当にやっている人たちは淘汰されていく。けれど、真面目にやっていれば報われるわけでもない。難しい世界なんだなと思った。そんな世界で生きていくのはもっと難しいのだろう。2014/01/02

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