出版社内容情報
内田樹[ウチダタツル]
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高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
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内容説明
泣いた、笑った、驚いた!日本中から届いた149の実話たち。
目次
戻ってくるはずがないのに、戻ってきたものの話
犬と猫の話
あとからぞっとした話
空に浮かんでいたものの話
変な機械の話
おばあさんの話
私が会ったなかで、いちばん粗忽な人の話
そっくりな人の話
マジックナンバーの話
ばったり会った話〔ほか〕
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で2010年度新書大賞、2011年4月には第3回伊丹十三賞を受賞。日本ユダヤ学会理事、多田塾甲南合気会師範、大阪市特別顧問
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年、広島県生まれ。作家。明治学院大学教授。81年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、02年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
74
本当の話かどうかは読者には判断できない。同じ人の投稿が複数あるので嘘っぽい気もする。2015/03/22
マエダ
41
ポール・オースターがアメリカでいろいろなふつうの人たちに寄稿してもらったショートストーリーの佳作をラジオで朗読する。ナショナル・ストーリー・プロジェクトの日本版アメリカは自分を中心としたストーリーが多く、日本は客観視したストーリーが多くなるとのこと。2022/12/21
myunclek
41
嘘みたいな本当の話。読者が投稿する、不可思議な体験談の数々。意味不明な話がいくつかあったけど、ショートストーリーだけに次々と飛んで行けるのは正月のホロ酔い加減の頭には丁度良い。あとがきの対談で日本人と米国人とのストーリーの紡ぎ方についての考察があったけど、小難しい理屈での解説はいらなかったよな。2017/01/02
TANGO
33
図書館本。嘘みたいな本当の話が149作品。にやっとしたり、ゾッとしたり、うなずいたり、首捻ったり。個人的には一行とか三行くらいのカットアウトの話のほうが好み。あと、前書きと巻末の対談に読みごたえあり。日本人、っていう特徴が、こういうところにも現れるんだな、と。本家オースター版、続編のみどりも読んでみたい。2014/01/30
Maiラピ
30
『誰かの身に起きた、小さな出来事』楽しめました。笑ったのはおしゃべり炊飯器の話やおサルさんのお辞儀。ぞっとしたのは“先生”よく小説とかにあるストーリーだけど、リアルだと想像したら・・・。投稿された文を読んでの、内田さんの日本人考察も興味深かった。アメリカ人は細部と具体を重んじ、日本人は定型と教訓を好む。2012/10/06
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