出版社内容情報
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ[フリードリヒヴィルヘルムニーチェ]
著・文・その他
野田恭子[ノダキョウコ]
翻訳
内容説明
これがニーチェ哲学の真打ち。善も悪も乗り越えた、すべてのエッセンスがこの一冊に。強く生きるための教え228。
目次
1 自分を高める
2 強く生きる
3 人間を知る
4 世界は広がる
5 知を疑う
6 愛すること
7 心をやすめる
著者等紹介
ニーチェ,フリードリヒ・ヴィルヘルム[ニーチェ,フリードリヒヴィルヘルム][Nietzsche,Friedrich Wilhelm]
ドイツの哲学者。1844年、ザクセン州レッケンに生まれる。1869年、バーゼル大学員外教授に就任。1872年、論壇上の処女作『悲劇の誕生』を発表。1879年、バーゼル大学を去る。1900年、ワイマールで死去。享年55歳
野田恭子[ノダキョウコ]
上智大学文学部心理学科卒業。フリー翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本詠み人
42
初ニーチェ本。色々な著書から抜粋した言葉が228。7つの章に分けられている。解説はないので理解できないものもあり、もう少しニーチェの思想を詳しく知りたいので、読める本を探そうかと。やはり『ツァラトゥストラはかく語りき』でしょうか🙄「事実は存在しない。あるのは解釈だけ」「読書はとくに、私を自分自身から解放し、未知の知識や未知の人たちのなかを散歩させてくれる。まさに真剣勝負の気晴らしである」に、既視感。2022/02/16
U
25
クニッゲの『人間交際術』とともに図書館で借りた本。一頁ごとに内容が違うのでよみ易かったけれど、わたしとはあまり相性がよくなかった気がする。クニッゲのほうが素直によめたし、響くことばが多かったかな。ただ、こちらも一応返却までに、整理する意味もこめよみ返そうとは思っています。2016/10/13
MINA
20
少しばかり乱暴で、圧倒的なニヒリズムの言葉を集めた本。世間一般に声高に叫べば、眉を潜められそうな言葉ばかりだからこそ、とても爽快になれる。「誰でも自分自身がいちばん遠い/神は“思考禁止令”/自分を愛するのは、最も根気がいる技術/読書は未知の知識や人たちの中を散歩させてくれる/出来事には意図も目的もない/自殺を考えるのは大いになぐさめになる/笑いとは、疚しさを感じずに他人の不幸を喜ぶことだ/生きることはそもそも、傷つけたり搾取したり壊したりすることによって機能する。これらを抜きにした生など考えられない。」2014/03/04
akira
11
いい言葉が多かった。 すべてに納得できたわけではないが、得たものの方が多い。 読書絡みの言葉。 「読書はとくに、私を自分自身から解放し、未知の知識や未知の人たちのなかを散歩させてくれる。」 最近、経験欲から読書しているように感じる自身の感覚と一致する。 広く言えば好奇心かもしれないが、喜びや希望だけではなく悲しみ苦しみ、絶望まで経験できるのが読書のすごさだと思う。2013/01/30
ぴよぴよ
5
一番心に残ったこと「別れるとき」近づいていくときだけでなく、離れていくときに、おたがいのきずなの強さ、深さがわかる。2012/09/24
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