出版社内容情報
大安麻呂[オオノヤスマロ]
著・文・その他
内容説明
もはや教育の現場から姿を消した「神話」。なぜ神話が存在し、人々は神を崇めるのか?古来より人々は歴史を神話に例えて語り継いできた。それを日本で初めて文字として書き記したのが文官・太安万侶である。有史以来、長い日本の歴史を紐解くべく、数世紀にわたる編纂を経て伝えられてきた日本最古の歴史書のひとつを漫画化。
目次
天地開闢から神代の終わりまで
神武東征伝説
倭健命
神功皇后
終わりなき物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
342
古事記にもいろんな解釈があると思うが、とても分かりやすく、日本人の根本が書かれているような気がした。おそらく日本人の気質は太古からそんなに変わっていないのかな?と思った。2017/01/15
徒花
264
KUにて。単に古事記の内容をマンガ化しただけでなく、古事記が意味している(と思われる)意味をも解説しているのがとても親切でよかった。絵柄もきれいで、女の子がかわいい。「日本という国はまだ完成していない」というところがとくに「なるほどなぁ」と感じた。2016/09/03
鱒子
62
kindle。まんがで読破シリーズの古事記と日本書紀を併読してみました。せっかく同シリーズから出ているし、カブる内容もおおいのでお互いへの言及があってもいいんじゃない?と思いましたが、そこは全く無視。もったいない。古事記らしく神話が中心。そのレポートをまとめる学生さん達がメインで話が進んで行きます。2019/03/28
はな
49
図書館本。古事記などの日本の神話をはじめから文字として読む自信がなかったので漫画でとっかかり。知っている内容もあったので、ちょっとほっとしながらも、解釈がいるいるあるのだということ、日本人の心根・根幹にかかわるものが書かれているのだということを知りました。漫画でしたが文章も多かったので、次は文章で書かれた古事記を読んでみたいと思っています。たくさんの本を読むことも好きですが、一つの書物を色々な角度から読むことができるのは古典ならではなのかなと思っています。2017/01/30
kumicom
47
神様の名前ってなんでこんなに長くて覚えづらいのかしら。まんがだからなんとか読めた。さすが「まんがで読破」シリーズ。天照大神が岩戸に隠れてしまったのは、現代で言うところの「ウツ」病にかかったことを表している、とか、そこから救うのは「笑い」の力と「周囲の協力」だよっていうのが、なるほど納得の解釈でした。2015/10/18