内容説明
自分の身体を、自分のものとして取り戻すまでの物語。美大生のV.は画家K.のデッサンモデルになるが、K.はモデルとして採用したV.を一切見ずに絵を描き続ける。「見られない」という逆説的な体験のなかで、V.は自分の身体イメージへの葛藤がうまれ、さらにその根底にある母娘関係と正面から向き合っていくことになる。K.はなぜV.を見ずに描くのか…その謎が解けるとき、V.とK.はそれぞれの呪縛からも解き放たれる―。
著者等紹介
ソコロヴァイテ,イエヴァ・マリヤ[ソコロヴァイテ,イエヴァマリヤ] [Sokolovaitė,Ieva Marija]
作家、生物学者。1999年生まれ。ヴィリニュス大学で生物学の学士号、コペンハーゲン大学で生態学の修士号を取得。コペンハーゲン大学では菌類学研究室の研究助手としても勤務した。現在はヴィリニュス大学で哲学を学んでおり、主な関心は人新世の諸問題、多種的アセンブラージュ、関係論的存在論にある。2018年以降、リトアニアの主要な文化誌にフィクション・ノンフィクションの作品を多数発表。国内外の文学コンクールやフェスティバルでも複数の受賞歴がある。『デッサンモデル』は2024年に刊行された初の長編小説であり、「今年の本」小説部門の最終候補5作に選出された。また、第1回ロランダス・ラスタウスカス文学賞およびその年のリトアニアにおける最優秀長編小説に贈られるリュダス・ドヴィデナス年間賞を受賞した
木村文[キムラアヤ]
リトアニア語翻訳者、博物館学研究者。1993年、東京に生まれる。2022年、お茶の水女子大学大学院生活工学共同専攻後期博士課程修了。博士(学術)。現在は帯広畜産大学での教養教育とリトアニアの博物館の研究に従事する傍ら、リトアニア文学の翻訳の第一線で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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