「毒虫」詩論序説―声と声なき声のはざまで

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  • サイズ 46判/ページ数 178p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781412825
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

声と声なき声のはざまで、詩人とはなにかを問い続ける。深淵へと傾斜していく世界、戦争への危機意識の下「一匹の毒虫」となることを決意した詩人、渾身の評論集。

目次

1 論考(「毒虫」詩論序説―二〇一五年安保法案可決以後;どこかに美しい人と人との力はないか―五十六年後、茨木のり子を/から考える ほか)
2 エッセイ(花の姿に銀線のようなあらがいを想う―石原吉郎生誕百年;「光跡」を追う旅―二〇一四年初冬、福岡、柳川、長崎 ほか)
3 書評(苦しみと悲しみを見据える石牟礼道子の詩性―渡辺京二『もうひとつのこの世』・『預言の悲しみ』;現在の空虚に放電する荒々しい鉱脈―黒田喜夫詩文撰『燃えるキリン』 ほか)
4 時評(タブーと向き合えない弱さ―「表現の不自由展・その後」中止に寄せて;透明な武器で撃つ―京都朝鮮学校襲撃事件を中心に ほか)

著者等紹介

河津聖恵[カワズキヨエ]
1961年東京都生まれ、京都在住。京都大学文学部独文学科卒業。第23回現代詩手帖賞受賞。詩集に『夏の終わり』(ふらんす堂、第9回歴程新鋭賞)、『アリア、この夜の裸体のために』(同、第53回H氏賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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