鼾猫―三橋瑞恵句集

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  • サイズ B6変判/ページ数 182p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784781411446
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第一句集

春寒しわづかにずれしオルゴール



生活している身近なところに素材をみつけ、…◆第一句集

春寒しわづかにずれしオルゴール



生活している身近なところに素材をみつけ、それでいてよく読むと彼女の人柄や生きている呼吸が、そこはかとなく、しかし読者に鮮明に伝わってくるのである。

(序・石寒太)



◆自選十句

白梅や気構へ今も長女たり

転倒一瞬たんぽぽの知らん振り

春満月新宿三叉路歩道橋

子にすこし残して掃くや柿の花

守宮にも蟇にも告げず引つ越しす

乾杯のビール私のジンジャーエール

今朝の秋猫に微かな鼾かな

長き夜の母に繋ぎし糸電話

色鳥や「ハンサム」といふ理髪店

つけまつげ外す勤労感謝の日

三橋瑞恵[ミツハシミズエ]
著・文・その他

目次

1章 オルゴール
2章 盆の月
3章 瑠璃蜥蜴
4章 ジンジャーエール
5章 長女
6章 タクシー

著者等紹介

三橋瑞恵[ミツハシミズエ]
1943年東京都生まれ。2006年「炎環」入会。2015年「炎環」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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