出版社内容情報
◆現代俳句協会青年部・編
この輝かしい俳句の流れは、ここで途絶えてしまったのだろうか。そうではない。地下水脈と…◆現代俳句協会青年部・編
この輝かしい俳句の流れは、ここで途絶えてしまったのだろうか。そうではない。地下水脈となって浸透したのだ。
新興俳句とは何であったかを、広角的にアプローチし検証することが目的である。担い手は新興俳句がそうであったように、二、三十代の若者が中心となった。本書には俳句の未来をさぐる手がかりが無尽蔵であると信ずる。
（帯より・現代俳句協会副会長 高野ムツオ）
◆収録作家
安住あつし／阿部青鞋／石田波郷／石橋辰之助／井上白文地／片山桃史／桂信子／加藤楸邨／神生彩史／喜多青子／栗林一石路／高篤三／齋藤玄／西東三鬼／佐藤鬼房／篠原鳳作／芝不器男／嶋田青峰／杉村聖林子／鈴木六林男／高屋窓秋／竹下しづの女／富澤赤黄男／永田耕衣／中村三山／仁智栄坊／波止影夫／橋本多佳子／橋本夢道／東京三／東鷹女／日野草城／平畑静塔／藤木清子／古家榧夫／細谷源二／堀内薫／水原秋櫻子／三谷昭／三橋敏雄／山口誓子／横山白虹／吉岡禅寺洞／渡邊白泉
現代俳句協会青年部［］
編集
目次
はじめに―新興俳句の海へ漕ぎ出す前に
新興俳句百句抄
安住あつし
阿部青蛙
石田波郷
石橋辰之助
―連作と新興俳句
井上白文地
片山桃史
桂信子〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
15
伝統俳句の約束事に疲れてしまい俳句熱も冷めていた時にこのアンソロジーに出会いました。新興俳句を知ったのは、宇多喜代子『ひとたばの手紙から 戦火を見つめた俳人たち』を読んだからでした。このアンソロジーを読んで、戦時体制の中で反体制派ばかりではなく、都会のお坊ちゃん風な俳句から、ダメンズ的な俳句までいろいろあるので、面白いと思います。以下、https://note.com/aoyadokari/n/n20c3bd0a89b02021/11/14
デコボコ
1
やはり阿部青蛙好きです2019/08/16
