出版社内容情報
◆第三句集
まほろばの水に緋目高白目高
私の人生、俳句が有ってよかったと本当につくづ…◆第三句集
まほろばの水に緋目高白目高
私の人生、俳句が有ってよかったと本当につくづく思う。
(著者)
◆自選十句
読初めの白刃の如き頁かな
金魚売立浪部屋に荷を下ろす
お銚子の首を揃へて女正月
まほろばの水に緋目高白目高
広沢の池の菱の実なればこそ
フェルメールの少女涼しく振り向けり
合歓咲くや真昼睡たき二の瀬村
今朝秋の光悦垣を風の抜け
新涼の山を見し眼を子に戻し
虫すだく千家の簷の深くして
山本あかね[ヤマモトアカネ]
著・文・その他
目次
第1章 桑の実―平成二十年~二十一年
第2章 恋文―平成二十二年~二十三年
第3章 向日葵―平成二十四年~二十五年
第4章 まほろばの―平成二十六年~二十八年
第5章 二の瀬村―平成二十九年~三十年
著者等紹介
山本あかね[ヤマモトアカネ]
昭和10年1月神戸生まれ。昭和61年俳句入門、波多野爽波に師事。63年「青」新人賞入賞。平成3年「青」終刊。7年第一句集『あかね』刊。9年「百鳥」入会。10年現代俳句協会入会。「百鳥」同人。18年俳人協会入会。大阪俳人クラブ入会。19年第二句集『大手門』刊。21年「百鳥」創刊十五周年記念コンクール優秀賞。24年NHK全国俳句大会特選入賞。27年川端康成記念文学館俳句コンクール大賞。30年NHK全国俳句大会特選入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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