父の島―波戸岡旭句集 (新装版)

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  • サイズ B40判/ページ数 127p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781411231
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第一句集『父の島』(1988年刊)を復刻新装版として刊行

下り立ちて父なき島の油照り



下り立ちて父なき島の油照り



若い時に才智をひらめかせる人は、すぐ色褪せてしまうが、波戸岡さんはこの先もっと大きな力の出せる人だと思っている。

(序より・能村登四郎)



◆収録作品より

耕して島は天頂まで潮騒

ちちははの島山つなぎ流燈会

立ち泳ぎして島山をみじろがす

下り立ちて父なき島の油照り

枯れといふ身軽さ海になかりけり

花の奥一枝ふしぎな揺れ見せて

湯豆腐のことことと情動くなり

学校が遠くに見ゆる春の風邪

瀧を見し総身針の如くなり

遠火事に把手の濡れてゐる不思議

波戸岡旭[ハトオカアキラ]
著・文・その他

目次

青竹―昭和四七年‐五一年
父の島―昭和五二年‐五四年
彈力―昭和五五年‐五六年
景時―昭和五七年‐五八年
炎天―昭和五九年‐六〇年
照葉―昭和六一年‐六二年

著者等紹介

波戸岡旭[ハトオカアキラ]
昭和20年5月5日・広島県生まれ。昭和47年「沖」入会、能村登四郎に師事。昭和55年「沖」同人。平成11年「天頂」創刊・主宰。國學院大学元教授・文学博士。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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