出版社内容情報
◆角川春樹最新句集
遠雷やあるべき場所が此処にある
私が生きていく場所は、いま私が居…◆角川春樹最新句集
遠雷やあるべき場所が此処にある
私が生きていく場所は、いま私が居る此処しかないという確信だった。
(著者)
父、源義を偲びつつ、新たなる自己への挑戦の一集。
◆自選十句
灯の入りていのちふたつの雨月かな
詩に生きて詩に生かされて源義の日
詩歌とは大きな遊び冬オリオン
花あれば花詠む私事に生き残る
遠雷やあるべき場所が此処にある
天の川恐るるものは死にあらず
蟻地獄どんどんひとりになつてゆく
天と地を言祝ぐ聲や初御空
存念のいのちとかたち健吉忌
父の日や本のエンドロールに父がゐた
雨月かな 5
源義の日 35
花詠む私事 61
あるべき場所が 85
恐るるものは 109
埋み火 135
天と地と 171
健吉忌 205
あとがき
角川春樹[カドカワハルキ]
著・文・その他
目次
雨月かな
源義の日
花詠む私事
あるべき場所が
恐るるものは
埋み火
天と地と
健吉忌
著者等紹介
角川春樹[カドカワハルキ]
昭和17年1月8日富山県生まれ。國學院大學卒業。父・源義が創業した角川書店を継承し、出版界に大きなムーブメントを起こす。抒情性の恢復を提唱する俳句結社誌「河」を引き継ぎ、主宰として後進の指導、育成に力を注ぐ。平成18年日本一行詩協会を設立し、「魂の一行詩」運動を展開。句集に『カエサルの地』『信長の首』(芸術選奨文部大臣新人賞・俳人協会新人賞)、『流され王』(読売文学賞)、『花咲爺』(蛇笏賞)、『海鼠の日』(山本健吉賞)、『JAPAN』(加藤郁乎賞)など。俳誌「河」主宰、角川春樹事務所社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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