出版社内容情報
◆第一句集シリーズ/I
一本の虹できるまで踏むミシン
作品は、タイトルの「ランゲージ・ダンス」が示…◆第一句集シリーズ/I
一本の虹できるまで踏むミシン
作品は、タイトルの「ランゲージ・ダンス」が示すように多彩である。定型を守りつつ、口語を主体に、文語あり、切れ字あり、ですます調ありと、表現の実験をしているようでもある。
(序・福本弘明)
◆自選十句
肉桂玉ふふむふふふふ春の山
チューリップ合わない靴をはいている
鳥雲に波はおだやかなのだろう
六月を青いインクに浸すかな
夏木立足を曲げたりのばしたり
くちびるは潮騒の味立葵
ほうせんか出ていくことになりました
長き夜の気になる距離にある背中
成仏はさだかではないきのこ飯
風花やとべないはずはないのだが
上野一子[]
著・文・その他
目次
第1章 春
第2章 夏
第3章 秋
第4章 冬
著者等紹介
上野一子[ウエノイチコ]
1955年5月福岡県生まれ。2000年「天籟通信」入会。2006年天籟通信新人賞受賞。2012年天籟通信俳句賞受賞。現在、「天籟通信」同人、現代俳句協会会員、九州俳句作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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