月の兎―高橋悦男句集

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  • サイズ 46判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784781410838
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第七句集

次の生は月の兎にならめやも



子供の頃、月には兎がいて満月の夜になると餅をついている、…◆第七句集

次の生は月の兎にならめやも



子供の頃、月には兎がいて満月の夜になると餅をついている、と教えられた。満月を見るとたしかに黒い影があり、餅をついているように見えた。その月に住みたいというのが、私の夢であり、ロマンである。

(著者)



◆自選十五句より

初日出づ天の岩戸を押し上げて

土手焼く火己れ蝕みつつ進む

並び落つ春の谺の夫婦滝

一日生き一日老いて枇杷すする

引く鳥に未練の羽音ありにけり

涸滝の一縷の水のあきらかに

覗き込む顔押し上げて泉湧く

目に見えぬものを映して水澄めり

満開の風の牡丹となりにけり

木の実独楽影も回りてゐたりけり

平成二十一年   5

平成二十二年   39

平成二十三年   77

平成二十四年   109

平成二十五年   145

平成二十六年   175



あとがき   205

高橋悦男[]
著・文・その他

内容説明

第七句集。平成21年~26年の句を収載。

著者等紹介

高橋悦男[タカハシエツオ]
昭和9年7月9日、静岡県下田市生まれ。同47年、「蘭」入会、野澤節子に師事。同49年、「蘭」同人。同56年、第一句集『天城』にて蘭同人賞を受賞。同58年、「海」創刊主宰。現在、俳人協会評議員、日本文藝家協会会員、「海」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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