出版社内容情報
◆第一句集
小さき手でドロップ缶振る火の用心
中村さんの句は力強く、若々しい感性で自…◆第一句集
小さき手でドロップ缶振る火の用心
中村さんの句は力強く、若々しい感性で自由な雰囲気を持っている。今後も大胆に一筋の道を進んで欲しい。
（序・鍵和田?子）
◆自選十句
赤丸す水泳の日のカレンダー
ふくふくと太る実梅と次男坊
出鱈目な歌高らかにプールの子
山神に分けて貰ひし歯朶飾る
黄の菫こぼれ咲くなり阿蘇原野
うららかや船客と手を振り合ひて
空梅雨の持ち重りする如雨露かな
ますらをとなりたし猪の肉を食ふ
風組は一列になり芋畠
花へちま夫の小言の耳に美し
中村ひろ子［］
著・文・その他
内容説明
第一句集。
目次
第１章 聖樹 平成九年～二六年
第２章 ドロップ缶 平成二七年
第３章 梅ふふむ 平成二八年
第４章 初夢 平成二九年
第５章 楪 平成三〇年
著者等紹介
中村ひろ子［ナカムラヒロコ］
昭和４４年熊本県生まれ。平成５年熊本大学学生句会入会。平成９年「未来図」熊本支部入会。平成２６年「未来図」杙の会参加。平成２８年「未来図」新人賞受賞。平成２９年「未来図」同人。俳人協会会員。「未来図」青山句会参加。「未来図」４００号記念コンクール秀逸第一席（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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