出版社内容情報
◆必読入門書
既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。
代表句が網羅され、それがどのように生ま…◆必読入門書
既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。
代表句が網羅され、それがどのように生まれたか知ることができる魅力的な一書。
入門書としては必須アイテムのシリーズです。
◆収録作品より
追憶はおとなの遊び小鳥来る
じつはこの本を書き進めながら、しばしば追憶に浸っている。途中で読み返してみたら、やたら「子供の頃」という言葉が出てくる。読者は辟易しているだろうが、「おとなの遊び」なのだから仕方ない。
芭蕉に〈さまざまのこと思ひ出す桜かな〉という句があるが、たしかに花見をすると、過去の花見(の頃のできごと)を思い出すことがある。いや「桜」だけでなく、およそ季語には多かれ少なかれ、そういう効用があるのではないか。「小鳥来る」もまた然り。
(『黄金の街』)
自句自解 4
俳句を作る上で大切にしていること 204
初句索引
仁平勝[]
著・文・その他
目次
自句自解
俳句を作る上で大切にしていること
著者等紹介
仁平勝[ニヒラマサル]
1949年、東京都生まれ。著書に、評論集『俳句が文学になるとき』(サントリー学芸賞)『俳句のモダン』(山本健吉文学賞)『加藤郁乎論』『俳句の射程』(加藤郁乎賞、俳人協会評論賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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