出版社内容情報
◆第三句集
魚そよぐやうに竹の葉降りきたり
2012年から2018年までの作品を収録。
…◆第三句集
魚そよぐやうに竹の葉降りきたり
2012年から2018年までの作品を収録。
清らかな水韻に充ちて―。
◆自選十二句より
何かよきものを銜へて雀の子
魚そよぐやうに竹の葉降りきたり
白雲に黒雲入りぬ杜若
そのまはりかすかな水輪蟇
小満や水湧くやうに鳩のこゑ
水を見てゐて沢蟹を見失ふ
半裂の手の握らるることのなく
冬うらら龍の巻髭伸ばしたく
一面の落葉に幹の影が乗り
鴨の水尾うしろの鴨に届きたる
言霊 5
比良 29
赤蒟蒻 55
着信 79
龍 99
片羽 123
あとがき
対中いずみ[]
著・文・その他
内容説明
魚そよぐやうに竹の葉降りきたり。2012年から2018年までの作品を収録。清らかな水韻に充ちて―。
目次
言霊
比良
赤蒟蒻
着信
龍
片羽
著者等紹介
対中いずみ[タイナカイズミ]
1956年大阪市生まれ。2000年「ゆう」入会。田中裕明に師事。2005年第20回俳句研究賞受賞。2006年句集『冬菫』。2012年句集『巣箱』。「静かな場所」代表。「椋」会員。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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