出版社内容情報
◆第二句集
立ち尽くすぼくら疾走する蟻ら
ことばに変換しておかなければ、
失われてしまう…◆第二句集
立ち尽くすぼくら疾走する蟻ら
ことばに変換しておかなければ、
失われてしまうような一瞬の感覚の凝縮。
未知の読者へ送る、7年間の作品集。
◆自選十二句より
春の雪想うは思い出せぬこと
しゃぼん玉ひとつふたつは風を蹴り
卯の花腐しマリー・ローランサン青し
長き夜の対になりたきカギ括弧
梟のあたためている風の音
ビー玉の影は黄みどり鳥雲に
こもれびの戦ぐをまくなぎの躍る
手鏡の裏へあつまる炉の焔
百合一輪フェンスに茎と隔たれて
花屑の轢かれ鴇色蘇る
? 輪郭 5
? 公転 23
? 創発 41
? 間隙 73
? 反跳 107
? 分岐 137
? 等号 171
あとがき
花谷清[]
著・文・その他
内容説明
ことばに変換しておかなければ、失われてしまうような一瞬の感覚の凝縮。未知の読者へ送る、7年間の作品集。第二句集。
目次
1 輪郭
2 公転
3 創発
4 間隙
5 反跳
6 分岐
7 等号
著者等紹介
花谷清[ハナタニキヨシ]
1947年大阪府豊中市生まれ。日野草城門の母・花谷和子に俳句入門。2006年俳誌「藍」編集長、第15回西東三鬼賞受賞。2008年俳誌「藍」副主宰。2011年句集『森は聖堂』上梓。花谷和子から「藍」主宰を継承。俳誌「藍」主宰。現代俳句協会会員。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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