藍叢書
球殻―花谷清句集

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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784781410630
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第二句集

立ち尽くすぼくら疾走する蟻ら



ことばに変換しておかなければ、

失われてしまう…◆第二句集

立ち尽くすぼくら疾走する蟻ら



ことばに変換しておかなければ、

失われてしまうような一瞬の感覚の凝縮。

未知の読者へ送る、7年間の作品集。



◆自選十二句より

春の雪想うは思い出せぬこと

しゃぼん玉ひとつふたつは風を蹴り

卯の花腐しマリー・ローランサン青し

長き夜の対になりたきカギ括弧

梟のあたためている風の音

ビー玉の影は黄みどり鳥雲に

こもれびの戦ぐをまくなぎの躍る

手鏡の裏へあつまる炉の焔

百合一輪フェンスに茎と隔たれて

花屑の轢かれ鴇色蘇る

? 輪郭 5

? 公転 23

? 創発 41

? 間隙 73

? 反跳 107

? 分岐 137

? 等号 171



あとがき

花谷清[]
著・文・その他

内容説明

ことばに変換しておかなければ、失われてしまうような一瞬の感覚の凝縮。未知の読者へ送る、7年間の作品集。第二句集。

目次

1 輪郭
2 公転
3 創発
4 間隙
5 反跳
6 分岐
7 等号

著者等紹介

花谷清[ハナタニキヨシ]
1947年大阪府豊中市生まれ。日野草城門の母・花谷和子に俳句入門。2006年俳誌「藍」編集長、第15回西東三鬼賞受賞。2008年俳誌「藍」副主宰。2011年句集『森は聖堂』上梓。花谷和子から「藍」主宰を継承。俳誌「藍」主宰。現代俳句協会会員。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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