木の葉舟―小林都史子句集

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  • サイズ 46判/ページ数 180p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784781410555
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第二句集

終止符をつけそこなひて法師?

秋になって鳴き出す法師蝉。ここを先途とピリオドを打つ間もないとは…◆第二句集

終止符をつけそこなひて法師?

秋になって鳴き出す法師蝉。ここを先途とピリオドを打つ間もないとは、言い得て妙。



素直で大らかな句の中に、右のような季語の本質をつく句があって、立ち止まらせる。

(帯より・鷹羽狩行)



◆鶴岡加苗抄出十句

縋りつくまなざしのこし流し雛

涅槃変われも図中にある思ひ

祖母の手に負へぬ質問春休み

しぐるるや屋久杉どれも歓喜相

どうしても欲しき一輪お花畑

花野行く空にもあまた雲の花

柩には楽譜に煙草革ジャンパー

綿虫にある一寸の力かな

ひとところくれなゐに反り木の葉舟

余命とは付録の如し冬銀河

平成七年?九年 5

平成十年?十二年 35

平成十三年?十五年 63

平成十六年?十八年 81

平成十九年?二十一年 101

平成二十二年?二十四年 123

平成二十五年?二十九年 143



跋・鶴岡加苗

あとがき

小林?史子[コバヤシトシコ]
著・文・その他

目次

平成七年~九年
平成十年~十二年
平成十三年~十五年
平成十六年~十八年
平成十九年~二十一年
平成二十二年~二十四年
平成二十五年~二十九年

著者等紹介

小林都史子[コバヤシトシコ]
大正15年3月ジャワ生れ。昭和18年私立横浜紅蘭高等女学校卒(現横浜雙葉学園)。昭和57年「狩」入会。昭和61年毎日俳壇賞受賞。昭和63年東京出版全国俳句大会大会賞受賞。平成3年「狩」同人、俳人協会会員。平成7年第一句集『彩』出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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