出版社内容情報
◆第二句集
残雪や生木を切つて杖にして
縦走を終え、すっかり春らしくなった集落の外れで、残雪の山…◆第二句集
残雪や生木を切つて杖にして
縦走を終え、すっかり春らしくなった集落の外れで、残雪の山を見上げながら酌む酒は格別である。縦走の疲れと山の話に酔いは回り、夜は更けてゆく。
(あとがきより)
◆自選十句
鳥声を聞き分けてゐる弥生かな
大松のゆつくり揺れて春の山
よき声の鳥の来てゐる朝曇
花合歓の下より山へ道のあり
夏の雲形くづさず通りけり
青嵐鴉はげしく闘へる
白萩に近づいて来る人の声
けふよりの十一月の文机
うねりあるところは青く冬の海
一本の道の通へる冬菜畑
佐保光俊[]
目次
平成二十三年(秋・冬)
平成二十四年
平成二十五年
平成二十六年
平成二十七年
平成二十八年(新年・春・夏)
著者等紹介
佐保光俊[サホミツトシ]
昭和34年2月2日広島市生まれ。第一句集『銀漢』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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