出版社内容情報
◆第四句集
このさきはボクのほそみち秋の風
平和に慣れて久しいこの頃、なにやらきな臭い世の中の動…◆第四句集
このさきはボクのほそみち秋の風
平和に慣れて久しいこの頃、なにやらきな臭い世の中の動きに怖れを抱きつつ、ささやかな日常をこれからも大切に詠んでいきたい。
（あとがきより）
◆自選十句
春の野に地球の鼓動聴きにゆく
晩年の夢捨てざれば海市立つ
デボン紀の青を下さい五月の海
夏が好きをんなが好きでアルデンテ
オキナワや遺骨のやうな骨拾ふ
嫌なことしない生活ところてん
七十年撃たざる国の晩夏光
たぶんもう動きたくない秋の河馬
マルメロの実の黄ばみたり朝の日矢
青ざめたダビデの裸像冬に入る
「空想茶房」抄 ?（昭和六十二?平成四年）
「空想茶房」抄 ?（平成五?八年）
「キリンの眼」抄（平成九?十三年）
「地球のワルツ」抄 ?（平成十四?十八年）
「地球のワルツ」抄 ?（平成十九?二十三年）
「静かな時間」 （平成二十四?二十八年）
あとがき
山中正己［］
1937年2月27日 東京上野生れ
1987年 俳誌「野の会」入会 楠本憲吉、的野雄に師事
2002 ? 9年 「野の会」編集長
現在
現代俳句協会理事
「野の会」無鑑査同人
「船団の会」会員
句集
『 空想茶房』（東京四季出版）
『キリンの眼』（富士見書房）
『地球のワルツ』（角川書店）
目次
「空想茶房」抄１―昭和六十二～平成四年
「空想茶房」抄２―平成五～八年
「キリンの眼」抄―平成九～十三年
「地球のワルツ」抄１―平成十四～十八年
「地球のワルツ」抄２―平成十九～二十三年
「静かな時間」―平成二十四～二十八年
著者等紹介
山中正己［ヤマナカマサミ］
１９３７年２月２７日東京上野生れ。１９８７年俳誌「野の会」入会、楠本憲吉、的野雄に師事。２００２～９年「野の会」編集長。現在、現代俳句協会理事、「野の会」無鑑査同人、「船団の会」会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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