出版社内容情報
◆第一句集
紅葉降る音積もる音踏み行くおと
「山歩きのように一歩一歩を大切にして俳句の道を進みた…◆第一句集
紅葉降る音積もる音踏み行くおと
「山歩きのように一歩一歩を大切にして俳句の道を進みたい」という美代さんは、学生時代から山登りに親しみ、国内の多くの山をはじめ、海外にも足を伸ばしてこられた。
俳句に出会い、登山に俳句の眼をもってのぞんだことから、この臨場感と躍動感に満ちた句集は編まれた。
(帯より・高橋道子)
◆自選十二句より
早蕨やただ野の匂ひ欲し来る
胸突きや囀りやまぬ幹仰ぎ
吊橋を過ぎて身の揺れ鳥交る
万緑や徒渉の水の盛りあがり
足跡も雪風紋と化しながら
はればれと定年の日の花粉症
山小屋より微酔の一歩銀河濃し
生ぐさきまで岩なめらかや紅葉川
背に馴染むリュックや四囲のちんぐるま
今といふ暫定点に藤垂るる
句集『身の揺れ』に寄せて・井上信子
第一章 唐糸草 平成一二年?一七年 9
第二章 兜花 平成一八年?二一年 45
第三章 吾亦紅 平成二二年?二三年 85
第四章 ちんぐるま 平成二四年?二五年 123
第五章 黄釣舟 平成二六年?二七年 167
あとがき
成田美代[ナリタ ミヨ]
目次
第1章 唐糸草―平成一二年~一七年
第2章 兜花―平成一八年~二一年
第3章 吾亦紅―平成二二年~二三年
第4章 ちんぐるま―平成二四年~二五年
第5章 黄釣舟―平成二六年~二七年
著者等紹介
成田美代[ナリタミヨ]
昭和25年千葉県茂原市生れ。平成12年千葉県庁谺俳句会入会。平成13年鴫俳句会入会。平成16年鴫俳句会同人。平成22年鴫新人賞受賞。平成25年鴫賞受賞。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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