出版社内容情報
◆第一句集
少しだけ夢を片付け冬籠
珍しい素材でもなく、変わった言葉を使っているのでもない。ただ…◆第一句集
少しだけ夢を片付け冬籠
珍しい素材でもなく、変わった言葉を使っているのでもない。ただ日常に起こるふつうのことをふつうの言葉で言っただけである。そのふつうの言葉に深々とした思いが宿っている。
(『朝日俳壇2014 俳句は文学である』より・長谷川櫂)
◆自選十四句より
陽炎を置き忘れたり夢のあと
大切なひと大切に良夜かな
枯葦や再び朝日射してをり
我眠る故に我在り帚草
まぼろしのしつぽ追ひかけ猫の恋
煩悩の足止めて見し濃紫陽花
驚きを忘れし我に秋の水
天の川してきたことのすべて見ゆ
夏蝶の視界のなかにゐるわれら
海風に吹き飛ばされし秋思かな
俳句は文学である/長谷川櫂
? 二〇〇三年?二〇〇五年 7
? 二〇〇六年?二〇〇八年 15
? 二〇〇九年?二〇一二年 71
? 二〇一三年?二〇一六年 145
あとがき
牧原祐三[マキハラ ユウゾウ]
1956年 愛知県蒲郡市に生まれる。
1975年 愛知県立時習館高校卒業。
1980年 明治大学商学部商学科卒業。
2014年 朝日俳壇賞・長谷川櫂先生選。
目次
1 二〇〇三年~二〇〇五年
2 二〇〇六年~二〇〇八年
3 二〇〇九年~二〇一二年
4 二〇一三年~二〇一六年
著者等紹介
牧原祐三[マキハラユウゾウ]
1956年愛知県蒲郡市に生まれる。1975年愛知県立時習館高校卒業。1980年明治大学商学部商学科卒業。2014年朝日俳壇賞・長谷川櫂先生選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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