みづほ - 句集

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  • サイズ B6判/ページ数 135p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784781409054
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第一句集

蝉捕れぬ日は空蝉を子に与ふ

蝉が捕れなかった日のために、あらかじめ用意したのだろうか。「溺愛」…◆第一句集

蝉捕れぬ日は空蝉を子に与ふ

蝉が捕れなかった日のために、あらかじめ用意したのだろうか。「溺愛」をさりげなく表現。



豆飯の翡翠の玉を舌の上

初ものの豌豆の美しさを宝石色になぞらえ、舌の上で楽しんでいるところ。



魚になりしかかいつぶり浮いて来ず

潜って魚を捕ってるのが得意な鳰。もしかしてと童心に返って浮くのを待っている。



俳句は“子供の心で、大人の表現”であることを実践しているのが著者である。

(帯より・鷹羽狩行)



◆作品紹介より

豆撒くや鬼はいづこと孫の問ふ

門松の切り口の鋭き夜明けかな

てふてふを追ひて駆込み寺の中

鯉のぼり目をみて話すこと教へ

春寒や竹人形の鬼女の舞

里山のくろぐろと寄せ秋の暮

聴衆の咳をさまりて二楽章

たんぽぽや校門までのかけくらべ

仏壇の鶯餅のいつ鳴くや

大花野迷ふてみたくなりにけり

序句・鷹羽狩行

春 5

夏 39

秋 75

冬 101

あとがき

山本惠朗[ヤマモト ヨシロウ]
1936年 長野県に生れる
1959年 東京大学経済学部卒業
    株式会社富士銀行入行
1996年 同行頭取
2002年 銀行統合により頭取退任
    みずほフィナンシャルグループ名誉顧問
2004年 「狩」、「三木会」(クラブ関東)入会、鷹羽狩行先生の指導を受ける
2009年 「瑞の会」入会、片山由美子先生の指導を受ける
2010年 再びクラブ関東で鷹羽狩行先生の指導を受け今日に至る

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