出版社内容情報
◆ふらんす堂叢書 俳句シリーズ1
朴の花また一年の巡り来て
虚子先生の唱えた「花鳥諷詠」とは、季…◆ふらんす堂叢書 俳句シリーズ1
朴の花また一年の巡り来て
虚子先生の唱えた「花鳥諷詠」とは、季題を讃美する詩。花も鳥も人も同格と観じて、太陽の恵みに生を営む人達の詠う、潤いのある詩と信じて七十余年。詩の潤いは心のゆとりに通じます。
(あとがきより)
◆福?規子抄出十句
誰彼の誰彼も逝き虚子忌かな
わが町は相州浦賀時雨るる日
恋心椿に寄せて老いにけり
耳までも賢さうなる子猫かな
鴛鴦の雌の地味なる賢さよ
寒鴉阿呆と鳴きぬ諾ひぬ
法師蝉鳴き継ぎ人は生まれ継ぎ
秋風や世に本物と贋物と
破蓮や枯れゆくものに音のなく
この国の政変しらず鴨浮寝
平成十二年?十三年 5
平成十四年?十五年 27
平成十六年?十七年 57
平成十八年?十九年 81
平成二十年?二十一年 101
平成二十二年?二十三年 131
平成二十四年?二十五年 161
あとがき
高田風人子[タカダフウジンシ]
大正15年3月31日神奈川県三浦郡浦賀町生まれ。
本名、幸一。
昭和19年夏より「ホトトギス」へ投句。同21年復
刊の「玉藻」に拠る。同34年1月ホトトギス同人。
同63年7月「惜春」創刊。
平成27年6月終刊。引き続き「雛」を??規子と創刊。現在に至る。
句集に『半生』『走馬灯』『惜春賦』『明易し』。合同句集に『笹子句集』。共著に『立子俳句三六五日』。編著に『現代女流俳句全集』『現代俳句の世界』収録の「星野立子集」。
俳人協会評議員 日本伝統俳句協会会員
目次
平成十二年~十三年
平成十四年~十五年
平成十六年~十七年
平成十八年~十九年
平成二十年~二十一年
平成二十二年~二十三年
平成二十四年~二十五年
著者等紹介
高田風人子[タカダフウジンシ]
大正15年3月31日神奈川県三浦郡浦賀町生まれ。昭和19年夏より「ホトトギス」へ投句。同21年復刊の「玉藻」に拠る。同34年1月ホトトギス同人。同63年7月「惜春」創刊。平成27年6月終刊。引き続き「雛」を福神規子と創刊。俳人協会評議員、日本伝統俳句協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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