出版社内容情報
◆第一句集
木犀の夜は鱗片の降るごとし
横田純さんは、私の親しい友人であり、たった一人の弟子であ…◆第一句集
木犀の夜は鱗片の降るごとし
横田純さんは、私の親しい友人であり、たった一人の弟子である。
頼りない私を師と仰ぎ最大限の敬意をはらってくださる彼女の純粋さを、またそこから生まれるそこはかとないユーモアを、読者はこの句集から感じとることであろう。
ゆっくりとだが打ち込んできた俳句を、こうして一冊にまとめあげたことを泉下のご主人はきっと喜んでくださるだろう。
(序・大石香代子)
◆大石香代子選
ひそと寄る犬と夜寒を分ちあふ
天金の静かにはがれ初日記
計算機外貨換算初鰹
願はくは来世も夫と春の星
青墨に祖父の匂ひや夕桜
伊東屋の赤きクリップ神無月
夫の身に恙あらすな寒卵
明易し好きよ好きです鳥歌ふ
我が齢戦後七十年極暑
今し世に悲しみあるも冬の蝶
序・大石香代子
? 11
? 39
? 65
? 101
? 131
? 181
あとがき
横田純[ヨコタ ジュン]
1944年8月 東京都生まれ
1989年(平成元年)頃より作句開始。
体調を崩すことが度々あり、大石香代子先生に句を送り直接指導を戴き、今日に至る。
著者等紹介
横田純[ヨコタジュン]
1944年8月東京都生まれ。1989年(平成元年)頃より作句開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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