内容説明
『和音』(俳人協会新人賞受賞)『はじまりの樹』(星野立子賞・田中裕明賞受賞)を全句収録して一冊に。初句索引・季語別索引付。
著者等紹介
津川絵理子[ツガワエリコ]
1968年兵庫県明石市に生れる。1991年「南風」入会。鷲谷七菜子、山上樹実雄に師事。2007年『和音』により第30回俳人協会新人賞受賞。第53回角川俳句賞受賞。2013年『はじまりの樹』により第1回星野立子賞、第4回田中裕明賞受賞。南風副代表、俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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三森紘子
1
気になった句の一部「屏風絵につづくこの世の朧かな」 「柘榴裂け幾百粒が我に向く」 「秋袷ひと抱くやうに壺を抱く」 「苗札挿すわづかに天へ傾けて」 「梅雨晴間鴉も話すこと多し」 「桜咲くこの世に繋ぎとめられず」 「緑蔭にゐてまつすぐに人を見る」2017/08/19
豆ぐみ
1
第一句集「和音」と第二句集「はじまりの樹」を収録。〈空蟬をたくさんつけてしづかな木〉〈おとうとのやうな夫居る草雲雀〉など。こういう句が作れたらいいなあと思う好きな句が多い。文庫サイズが便利。2016/04/15
きびたき
0
みずみずしい感性で紡がれた俳句の数々。面白かった。季節順に並んでいて、巻頭には正月の句。「初糶」という難しい漢字が出てくるので、俳句に慣れていない人は面食らうかも。読み方は「はつせり」(新年に初めて行う競りのこと)です。2014/11/17
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- 和書
- 宮島本 第三版




